OpenAIのAgent Builderを触ってみた!Difyとn8nとの違いとは
OpenAIからAgent Builderがリリースされたので早速触ってみました
詳しい解説などは公式ドキュメントや他の方の記事を参考にすればいいかと思うので
個人的な感想をこちらに書いておきます
似たようなAIワークフローアプリとしてDifyやn8nなどがありますが、そことの違いを見ていきます
MCPについて
公式で対応しているサーバーはDifyやn8nと比較すると少ないです
これから増えていくのかなと思います
現状無いサーバーや作成したMCPサーバーなどは追加することができます



Evaluate機能
evaluate機能とは、組んだワークフローがちゃんと望み通りのアウトプットを出しているかチェックする機能です
いくつかアウトプットの条件(Graders)を作っておいて運用前にチェックするという使い方ができます
例えば読書感想文を書いてもらうワークフローを組んでいる場合は、ちゃんと感想を述べているのかみたいなチェックを挟むみたいな使い方になります
Difyやn8nで実現しようとするとちょっと複雑になると思うのでこの機能が簡単に使えるのはとても良い気がしますね

Guardrail機能
受け取るプロンプトの内容が適切かどうかを判断する機能です
AIのセキュリティどうすればいいかわからない人にはとてもありがたい機能なのかなと思います
とりあえずGuardrailを挟んでおけば一定のセキュリティは担保してくれるのかなと思います(もちろん過信は厳禁)
以下のようなガードレールがあります
ざっくりと書いているので正確に知りたい方はご自身で調べていただくと良いと思います
- Personally identifiable information (PII) guardrail
- 個人情報を特定できる情報の検知
- Moderation guardrail
- 攻撃的な内容の検知
- Jailbreak guardrail
- プロンプトインジェクションなどAIに対する攻撃の検知
- Hallucination guardrail
- ハルシネーションの可能性を検知
- ハルシネーションの可能性を検知
意外と細かくガードレールの内容を設定できます


User Approval
ワークフローの中に承認フローを組み込むことができます
OKかNGの2択ではありますが、人間の判断を手軽にワークフローに組み込めるので重要な変更が伴うワークフローでは有用なのかもしれません
コードのエクスポート
ワークフローを実際のコードにエクスポートする機能です
あまり使用用途が思いついていないですが、エンジニアではない方がワークフローを組んで大まかな動きを定義して、実際に運用するときはコードに出力して細かい調整などをエンジニアに依頼するみたいな感じでしょうか?

まとめ
基本的にはDifyやn8nなど他のツールとそんなに大差ないのかなと思います
上記の機能については印象に残ったので取り上げました!
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