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VyOS1.4でEtherIPを使う

2023/10/21に公開

EtherIP(IPv4/IPv6)をVyOSで使う方法を紹介します。

環境

VyOS 1.4

EtherIPとは

EtherIP(RFC3378)

使用するもの

https://github.com/symysak/etherip
(自分が作ったものです)

設定

VyOSのconfigで設定できないことを無理やりやっているので、結構お行儀が悪いです。自己責任で行ってください。
流れとしては、isoをビルドする環境でetheripをmakeしてから、それをVyOS側に移し、make installする形です。

etheripをmakeする

ここからVyOSのisoをビルドする環境で作業する!!

git clone https://github.com/symysak/etherip
cd etherip/
make
cd ..
zip -r etherip-files etherip/

※参考 isoをビルドする環境は、dockerで割と簡単に用意できます。
https://docs.vyos.io/en/latest/contributing/build-vyos.html

etheripのインストールと設定

ここからVyOS側で作業する!!
先ほどのetherip-files.zipをscpなどでVyOS側に移した後、下記コマンドを実行してください。

unzip etherip-files.zip
cd etherip
sudo make install

これで完了です。
実際にEtherIP (IPv6)を使ってみるところまでやってみます。

// /config/scripts/vyos-postconfig-bootup.script
sudo ip tuntap add dev tap0 mode tap
sudo ip link set tap0 up
sudo ip addr add <IPアドレス> dev tap0 //L2延伸的な使い方をする場合は無くてもよい
sudo etherip ipv6 dst <remote ip addr> src <local ip addr> tap tap0 &

configure内ではtap0は設定に使用できないので、先ほどの/config/scripts/vyos-postconfig-bootup.scriptに、tap0をbr0のメンバーに入れる設定等を書いて、configureではbr0として使用するといい感じになると思います。

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