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AWS SAA、取ってよかった
なぜ取得しようと思ったのか
私が所属するプロジェクトではクラウドインフラも自分達で対応しますが、私の課題は以下でした。
- 業務でスポット的に対応をしても断片的な知識しか身につかない
- 理解度が低いためにベターなプラクティスが思いつかない
これを解決する手段の1つとして、 資格勉強によりサービスへの理解度を深めることが有効だと思ったためです。
SAA取得のメリット
1. 体系的に知識を得られる
合格するにはAWSの幅広いサービスについて広く概要を理解する必要があり、個々のサービスを断片的に触るだけでは得られない、体系的な知識を学べます。
それにより各サービスへの解像度が上がります。
例:S3にログを保存したい
勉強前:とりあえずバケット作って、外部公開しないようにだけ気をつけて設定しよう
↓
- アクセスの頻度によっては、より安価なIA(低頻度アクセス)やGlacierを使おう
- 耐久性が重要なデータはバージョニングやオブジェクトロック(削除・変更をさせない仕組み)を使えばより堅牢だ
2. サービスをどう組み合わせれば良いかアイディアが浮かぶようになる
上記サンプルを見ると分かりますが、試験問題は「実現したいことに対して、どのサービスを使用し、どうアプローチすべきか」が問われます。
必然的に「細かい仕様の暗記」よりも「サービスの特徴・活用方法や適切な組み合わせの理解」が求められるため、業務においても課題に対して有効なアプローチを考えられるようになります。
Webアプリケーションの例
勉強前:デプロイするには、とりあえずEC2(or ECS)とRDSを作成しないといけないよね
↓
- Elastic Beanstalkでサクッと作って時間短縮
- API Gateway + Lambda + Dynamo DBでサーバーレスにして、認証が必要ならCognitoも組み合わせよう
資格取得はあくまでインプットに過ぎない
色々メリットを書きましたが、いざマネジメントコンソールを開いてもスムーズに手が動かないです。
資格勉強で50%学べたとしても、残りの50%は実際にコンソールを触ってアウトプットしないと埋められないですね。
それでも迷宮だったコンソールが、灯りと地図を手に入れて案外簡単なダンジョンくらいには見えてきます。
おまけ「私が実践した勉強法」
- ハンズオンはやった方が理解が深まります(資格取得が目的であれば、正直やらなくてもいけます)
- 私はハンズオン以外は2周しましたが、1周だけで良いと思います
- 以下の問題集をひたすら解く
https://cloud-license.com/
- アウトプットとして実践形式でどんどん解く
- 解けなかった問題はその場で調べて理解する(解説も充実しています)
- 4,000円程度しますが、投資する価値はあります
参考までに、学習に費やした時間は70時間ほど、スコアは838点でした。
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