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電子工作 その24(音声録音/再生モジュール:ISD1820の使い方)

2024/11/02に公開

こんにちは、dojinosukeです。
※本記事も、後日記載する「しゃべぐるみ制作 その6」の前段階となる記事です。

今回は、とても便利でカンタンな音声録音/再生モジュール:ISD1820の使い方についてご紹介します。


画像引用元:https://electronicwork.shop/items/64705e59130f34003bd2b304

2024年5月に、電子工作ステーションさんでデジタルアンプボード(PAM8403)を購入しようとした際に、こちらのモジュールも偶然発見しました。

以下が、その商品ページと仕様の抜粋:
https://electronicwork.shop/items/64705e59130f34003bd2b304

不揮発性メモリを搭載した録音・再生モジュールです。
録音、再生時間は最大10秒で、電源を抜いても録音内容は保持されます。
(ここまで)

説明を見た瞬間、これは何かに使えそうだなと思いました。
しかも電源はDC3V~5Vと扱いやすそうです。
値段もたったの380円なので、買わない手はないということで、アンプと一緒にこちらもポチっ。
(とはいえ、アンプもこの録再モジュールも7月末になってようやくテストしたのは怠慢以外の何物でもありませんが。。。)

なお、本品は機能自体は素晴らしいのですが、本品と付属のスピーカーだけだと、再生時の音が小さ過ぎで使い物になりません。

また、スピーカー用のコネクタケーブルも付いているので、すぐに動作確認できるのは親切でいいのですが、線の反対側は剥き出しなので、結局はんだづけする必要があり、その親切心も一歩足らず、、、


画像引用元:https://electronicwork.shop/items/64705e59130f34003bd2b304

まぁ、本品と同じものをタオバオやTmallでも発見できるため、中国からそのまま仕入れているだけでしょうから、仕方ないですね。


画像引用元:タオバオ

参考記事

https://zenn.dev/suzuky/articles/961604fb02b331

配線

上記は、ISD1820に付属のスピーカーをつなぎ、単独の5V電源(自作の昇圧モジュール)とタッチスイッチ(TTP223)を接続しただけのシンプルな構成です。

下記は、ISD1820の配線図:

画像引用元:https://electronicwork.shop/items/64705e59130f34003bd2b304

参考記事及び上記配線図を参考に配線してください。

表は後日記載しますが、まず文字で書きますと、

SP1:付属のスピーカーのコネクタを挿すだけ。
VCC:+5Vを供給。
GND:0Vと接続。

実は、この3本の配線だけで動きます。

赤のRECボタンは、録音ボタンというのはすぐわかると思いますが、
黒のPLAYEは、押すと録音された音声を一回だけ再生します。
黒のPLAYLは、押している間だけ録音された音声を再生し続けます。

使い方:
赤いボタンを押しながら、マイクに向けて何かしゃべります。
録音中は、モジュール内の赤いLEDが光ります。

で、気づいたのですが、

P-E・P-L・RECのピンヘッダを使えば、モジュール内蔵のタクトスイッチだけでなく、外付けのスイッチやボタンも使えるようになります。

となれば、タッチスイッチを使わない手は無いですね。

今回のテストでは、P-EとRECをそれぞれタッチスイッチの信号線につないで使用しました。

ソースコード

なし。

マイコンを使いませんし、動作パターンもタッチスイッチ側のはんだ付けで4パターンを試せるので、ISD1820+タッチスイッチだけでもかなりいろんなことができます。

動作確認

下記のように、タッチスイッチをつけても使えますが、音が小さいのでこのままでは使い物になりません。
https://x.com/dojinosuke/status/1818236141960917171

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ISD1820は偶然見つけましたが、この値段でこれだけのことができるのはかなり優れています。

まぁ、実際はアンプを使えないと使い物になりませんが、このモジュールでできる機能をマイコンを使って実現するの場合のコストを考えると、少なくとも、プロトタイプの段階ではこれを使わない手はないでしょう。

ということで、12cmのドジパンダにこのISD1820+PAM8403を使って、小さなしゃべぐるみを作ることにしました。

次回はそちらについての記事となります。

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