📥

deepwiki-to-md: DeepWikiの情報をMarkdownで手軽にエクスポート

に公開

DeepWikiすごいですね!OSSを使いはじめるときの取っ掛かりは、もう探す必要がなくなったように思います。とくに図解が優秀で、wikiに出力済みの図も、チャットで問い合わせて生成された図も、調査結果として再利用したくなります。が、ダウンロードできないんですよね、、、

それなら、簡単なスクリプトを用意して、markdownとSVGをセットでエクスポートしよう!とすると、HTMLに埋め込みのSVGと単独の画像として出力するSVGのスタイル設定の違いで、ハマるポイントが多いです。

https://zenn.dev/suwash/articles/mermaid_svg_20250510

そこで「deepwiki-to-md」を公開しました。この記事では、deepwiki-to-mdの魅力と使い方をご紹介します。

https://github.com/suwa-sh/deepwiki-to-md

deepwiki-to-mdとは?

deepwiki-to-mdは、DeepWikiのコンテンツをMarkdown形式でローカル環境に簡単にエクスポートし、管理・活用できるようにするためのCLIツールです。

このツールを使うことで、以下のことができるようになります。

  • DeepWikiのWikiコンテンツをMarkdown形式で取得する
  • DeepWikiのチャットログをMarkdown形式で取得する
  • Wikiやチャットログに含まれるMermaid記法で書かれた図も、適切に変換・保存して再利用する

さっそく使ってみましょう (Getting Started)

インストール

  1. 前提条件:

    • お使いのコンピューターにDockerがインストールされている必要があります。
  2. スクリプトのダウンロード:

    • deepwiki-to-mdのラッパースクリプトをダウンロードし、実行権限を付与します。

    • 変換結果を残すディレクトリに、スクリプトを配置してください。

      # 例: ホームディレクトリ直下の ~/my_deepwiki_exports に配置する場合
      mkdir -p ~/my_deepwiki_exports
      curl -Lo ~/my_deepwiki_exports/deepwiki-to-md https://raw.githubusercontent.com/suwa-sh/deepwiki-to-md/refs/heads/main/bin/deepwiki-to-md
      chmod +x ~/my_deepwiki_exports/deepwiki-to-md
      cd ~/my_deepwiki_exports/
      

ツールの実行

スクリプトの準備ができたら、早速DeepWikiのコンテンツを取得してみましょう。
https://deepwiki.com/langchain-ai/langchain をサンプルに、リポジトリWikiとチャットログをそれぞれ取得してみます。

  • リポジトリWikiの取得例:

    ./deepwiki-to-md wiki https://deepwiki.com/langchain-ai/langchain
    
  • チャットログの取得例:

    ./deepwiki-to-md chat https://deepwiki.com/search/c4_a06e7db5-c0b8-4899-a80a-84cf8f36347d
    

結果

  • 出力ディレクトリ

    ~/my_deepwiki_exports/
    ├── deepwiki-to-md
    ├── chat/
    │   └── c4_a06e7db5-c0b8-4899-a80a-84cf8f36347d/
    │       ├── chat.md
    │       └── images/
    │           ├── 0__diagram_0.svg
    │           ├── :
    │           └── 1__diagram_7.svg
    └── wiki/
        └── langchain-ai/
            └── langchain/
                ├── index.md
                ├── 1-langchain-overview.md
                ├── 2-core-architecture.md
                ├── 3-package-structure.md
                ├── 4-runnable-interface-&-lcel.md
                ├── 5-message-system.md
                ├── 6-provider-integrations.md
                ├── 7-model-interfaces.md
                ├── 8-provider-specific-implementations.md
                ├── 9-retrieval-and-vector-stores.md
                ├── 10-chains-and-agents.md
                ├── 11-chain-types-and-implementation.md
                ├── 12-agent-system.md
                ├── 13-tools-and-evaluation.md
                ├── 14-tool-system.md
                ├── 15-evaluation-and-testing.md
                ├── 16-developer-tools.md
                ├── 17-cli-and-templates.md
                ├── 18-cicd-and-release-process.md
                ├── 19-documentation-system.md
                ├── 20-user-documentation.md
                ├── 21-api-reference-generation.md
                └── images/
                    ├── 1__diagram_0.svg
                    ├── :
                    └── 21__diagram_5.svg
    
  • 見え方

    • wiki
    • chat
      • deepwikiでの右ペインの参考コードは、回答の下にリンクとして出力されます。

おわりに

deepwiki-to-md を利用することで、DeepWikiのわかりやすい情報を手軽にローカル環境へエクスポートできるようになります。バックアップとしてはもちろん、オフラインでの閲覧や他のドキュメントへの再利用など、様々な活用が考えられます。ぜひ一度お試しください。導入やカスタマイズに関してご不明な点があれば、X問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

https://github.com/suwa-sh/deepwiki-to-md

この記事でなにか得られることがあったら、SNSでシェアしていただけると励みになります。

Discussion