エンジニアを10年以上やって視力2.0を保つ秘訣
追記
※本記事は医学情報の提供を目的としたものではありません。勝手な仮説で間違ってる可能性もあります。
前書き
エンジニアを始めて14年、独立して9年経つ。
この仕事を始めた時に「さすがに眼が悪くなるかな」と思ったが、40過ぎていまだに裸眼1.5/2.0だ。(昨年はどっちも2.0。)
↓今年の検査結果(右列が昨年)
これはなんなら、始めた時より眼が良くなっている。(始めたころは1.2/1.5だった。)
先日知人のエンジニアと話していると、彼は200人規模のエンジニアを抱える会社でリーダーをしているが「メガネをしてないエンジニアなんて会った事ない」と驚かれた。
実はそこに秘訣があるのでシェアしたい。
ちなみに妻はこの方法で片目だけだが0.9 → 1.2になった。
結論
「平行法を覚えろ」
これに尽きる。
遺伝の影響か
ちなみに自分の親族・家族は実は須らく眼が悪い。
逸話的にも、若くして眼鏡を掛けていた父が、母をお見合いで最初に見た時に、「こいつも眼鏡掛けてる。」「もし子どもが出来ても全員目が悪いだろう。。」と内心嘆いたらしい。
確かに親族や兄弟は眼が悪い者ばかりである。
しかし父の意に反して、自分だけは、目を悪くする筆頭みたいな仕事に就いたにも拘らず、ずっと目が良い。
学生のころの発見
「立体視」あるいは「ステレオグラム」というのを知ってるだろうか。
小学校の頃、お金を少しずつ積み立てて、いくつかのセレクトの中から本を買える仕組みがあった。
それで僕が選んだのは3D立体視の絵本だった。
こういうやつ↓
写真が飛び出すらしい、と知った小学生の僕は必死に練習した。
そしてご存知の方もいるだろうが、立体視には二つの方法がある。
大体本を開くと黒い点が2つあり、「それを一つにして見るように」と言われる。
例えばこういうのだ。
上の2つの点を合わせるように見てほしい。
出典:イラストAC
交差法
交差法はつまり寄り眼
対象を交差してみることで一つに見る方法である。
恐らく最初からできる人は出来る。
交差法のやり方
※筆者作成
ちなみに頭を上から見たイメージ。
平行法
平行法のやり方
要は遠目。中々難しいと思う。
ぼんやり見る、などを駆使したり、目の前に指を置いて段々と遠くする、対象の奥に視点を合わせる、視点を合わせた後に対象を動かす、などして感覚をつかんで欲しい。
2つの画像を遠くをみるような感じで片方ずつ目で見て像を結ばせる方法。
しかし筆者はこちらも自在に操れないと視力改善(特に近視)には効き目がないと思っている。
※筆者作成
これら交差法と平行法をひとしきり練習すると、自在に視線を寄せたり、奥に焦点を当てたりと目を動かせるようになる。
目の構造について
そして中学生の時に目の構造を学んだ。
出典:イラストAC
毛様体、あるいは毛様体筋と呼ばれる筋肉が水晶体の周りにあり、水晶体をこの筋肉によって押し曲げたりすることによってピントを調整している、ということであった。
実はこれは特訓すれば随意筋となり得るものであり、小学生のころに立体視の練習から自在にピントを操れるようになっていた筆者は「これで将来眼が悪くなることは無いのではないか」と思った。
そしてそれは今のところ現実となった。
その後大学生のころに「どんどん目が良くなるマジカル・アイ」というシリーズが出て、結構なベストセラーになった。
実際立体視により眼が良くなる、ということだった。
この時に「中学の時に考えた自分の仮説は間違ってなかった」と思った。
(・・というか自分も同じ事に中学から気づいてたので本を出せば良かったなど学生ながら心底思ったものだ。)
練習
では早速練習してみましょう。
交差法の練習
※immersityAIを用いて筆者作成
平行法の練習
たぶん難しい人にはかなり難しい。
本や画面から目を近づけたり離したりして頑張ってみてほしい。
またまたただ「たまたま合った」とかではなく、自力でピントを調整できるようになって欲しい。
最初は力を抜く感じでボヤっと見て、画像が4つにわかれたら、真ん中2つをピント調整して合わせる感じである。
出典:イラストAC
※MidJourneyとimmersityAIを用いて筆者作成
こちらはかなり難しいので、パソコンで見てる場合は、ブラウザの表示サイズを小さくして試してほしい。(自分でもPC100%の大きさは無理。)
そして徐々に画面を大きくし、それでも立体視が外れないようにすると、かなり毛様体のトレーニングになる。
練習番外編
自分は眼が疲れたな、なんとなくピント合わないな、と思う時には定期的に人差し指、もしくは小指を使い、それを立体視の黒い点に見立て、一つに見えるようにする。
これがいいのはいつでもどこでも出来る点、そして自由に難易度を変えられる点である。
(ちなみに下記の写真は人差し指だが、個人的には小指の方がやりやすい。もしくは人差し指の場合、平行に置くというよりも指先を向かい合わせて爪を合わせる感じの方がやりやすい。)
毛様体筋を無理なく鍛えるのにも非常に適している。
平行法でぼんやり見て、なんとなく爪と爪の先を合わせる。
その2つの指を徐々に離していく
そうすると実質とても遠くにピントを合わせることになり、かなり毛様体筋が鍛えられる。
実際目もすっきりする。
最後に
自分が言いたいこととTIPSは以上である。
交差法と平行法を自在に出来るようになれば、自在にピントをあわせられるようになる。
あなたが「どうにもならない」と思ってるのは単に筋肉の問題なのかもしれない。
不随意筋だと思ってるのは、ちょっとした訓練で随意に動かせるように出来るのかもしれない。
そうなった時に視力検査は恐るるに足らず、である。
指を使った練習は特におすすめ。
個人的な仮説だが乱視以外は良くなるのではないかと思っている。
とにかくエンジニアにとって目は資本なので、毛様体筋を鍛えて欲しい。
Discussion
平行法、交差法ともにやっていますが、0.1です。。。
まじっすか!?
平行法、交差法どちらも自由に繰り出せますか??
hayatoさんの目の原因はなんなんでしょうね。。(uu;
眼軸が伸び切ってしまっているのかもしれないです。
やってるから0.1を維持できている可能性もありますね。
うーん。そうなんですね。。何かしら物理的な原因がありそうですよね。。
やはり毛様体筋鍛えるだけで完璧なのではなく、その原因に寄る部分はありますよね。。
VR機器を日常的に使っていると視力が回復してきたって声が結構あるようです。VRって同じ映像を片目ずつ視差をずらして表示しているのを見るので平行法で立体化しているのかも?さらにIPD(瞳孔間距離)が合ってない場合、像が二重に見えて、交差法で無理くり像を結んで見ます。
まさにこちらで解説いている内容に合致しますね。
すべてにこの方法が有効なわけではないのでしょうけど。
へえ!無茶苦茶面白いですね!
確かにそうですね。
そうやって目がピントを調整できるようになるんでしょうね。
まさにそうですね。目が悪くなるにもおそらく色んなパターンがあって、この方法が合う場合と残念ながら合わない場合とあるのだろうと思います。
斜視が原因の近視には〇、眼軸長〃には×、乱視〃には×だと個人的には思います。
なるほど〜。そういう何かそれぞれに対応したものありそうですよね(^^)
交差法と並行法を使い分けられているか、セルフチェックできる方法はございますかね?
この記事の立体視自体は見れるのですが「並行法のところでちゃんと並行法が使えておらず、実は交差法で見ちゃってました」というのを心配しておりまして。。。
それは結構覚え始めあるあるです。
慣れると明確にどっち出来てるかわかります。また視点をずらした後に力を込めて強めたり弱めたりできるようになります。
今回で言えば「平行法の練習」の項にある赤ピンクのノイズのような画像を見て、文字が飛び出して見えてれば出来てます。奥に引っ込んでれば誤って交差法で見ています。
20代前半です。中学生時代にNintendo 3DSの3Dボリュームを100%で遊んでいたのですが、あれも多少の視力回復効果があったような気がしています。高校生からスマホを使うようになって、一気に眼精疲労が悪化した体感があるので……(単純に利用時間が増えてしまった可能性もありますが汗)
コメントありがとうございます。
何人か3Dで目が良くなったと言う報告が記事公開後、自分にも来ました。そういう研究もあるようですね。
悪くなる時は一気みたいですね。。
目は資本なので気をつけて行きましょうね。
素晴らしい記事をありがとうございます。
悲しいことに小学生でメガネデビューしてしまい、視力の低下にそこそこ悩みながら過ごしていました。平行法や立体視について試しながら、少しでも足掻いてみます。貴重な情報提供に感謝…。