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Raspberry Pi Lite OS に docker をインストール

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Raspberry Pi OS LiteにDockerをインストールする最も簡単で一般的な方法は、Docker公式が提供している コンビニエンススクリプト(Convenience Script) を使う方法です。
このスクリプトは、お使いのRaspberry Piのアーキテクチャ(ARM32/ARM64など)を自動的に検出し、適切なDocker Engineをインストールしてくれます。

Docker インストール手順

Step 1: システムの更新

常に最新のパッケージと互換性を確保するため、システムを更新します。

sudo apt update
sudo apt upgrade -y

Step 2: Dockerをインストール

以下の公式のコンビニエンススクリプトを実行します。
docker-composeは、docker compose という新しい形式のコマンドがプラグインとしてインストールされます。
最新バージョンでは、docker-composeではなく、docker compose というスペース区切りの構文を使うので、注意が必要です。

curl -sSL https://get.docker.com | sh

Step 3: ユーザー権限の設定

インストール後、デフォルトではdockerコマンドを実行するたびにsudoを付ける必要があります。
これを避けるために、現在のユーザーをdockerグループに追加します。

# $USERは、現在ログインしているユーザー名に自動的に置き換えられます。
sudo usermod -aG docker $USER

Step 4: 変更の適用(再ログインまたはnewgrp)

グループの変更を現在のセッションに反映させるには、一度ログアウトして再ログインするか、以下のコマンドを実行します。

# これで、sudoなしでdockerコマンドを実行できるようになります。
newgrp docker

Step 5: インストールの確認

Dockerが正しく動作しているか、「Hello World」コンテナを実行して確認します。

docker run hello-world

「Hello from Docker!」というメッセージが表示されれば、インストールは成功です。

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