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2023年新卒エンジニアの振り返りレポートVol.1

2024/04/26に公開

はじめに

今回は「社会人1年目の振り返り」の第一弾として、2023年にエンジニアとして新卒入社された福士さんにインタビューを行いました。
学生時代のインターンを含めて約1年半SUPER STUDIOで働いて感じていること、社会人になって自分が成長したと思うこと、現在取り組んでいる仕事や課題、働き方や会社の魅力など、様々なテーマで語ってもらいました。


社員プロフィール

ソフトウェアデベロップメントグループ/開発ユニット/市場開拓開発チーム
福士 斗真(ふくし とうま)

2022年6月からSUPER STUDIOのインターンを経験。ecforceの機能開発に従事し、2023年4月に新卒で入社。
その後、三温度帯機能の開発や離島配送機能の開発に従事し、現在は市場開拓開発チームにて新規顧客獲得を目的とした機能開発を行っている。

目次

  1. SUPER STUDIOへの入社理由と入社後の取り組みについて
  2. 働き方について
  3. エンジニア組織について
  4. 最後に

1.SUPER STUDIOへの入社理由と入社後の取り組みについて

就職活動ではどのような軸で企業を探し、最終的にSUPER STUDIOへの入社を決めましたか?

福士:就職活動では、自分が共感できるミッション・ビジョンを掲げる企業であるかということと、そのミッション・ビジョンに社員がどれだけ本気で向き合っているのかという2つの軸で探していました。

「こんな社会を実現できたら面白そう」という理想に向かって仕事に取り組めた方が高いモチベーションで働くことができますし、同じ価値観や熱量を持ったメンバーと一緒に働ける方が楽しいと思ったからです。

SUPER STUDIOでは、創業メンバーの4名をはじめ社員全員が会社のミッション・ビジョンに真摯に向き合い、日々の業務に取り組んでいました。元々、Wantedly経由でSUPER STUDIOを知りインターンとして関わっていたのですが、その当時から「この環境であれば、自分の意見を素直に伝えながら良いプロダクトを作れそう」と考えていました。

就職活動のタイミングでは、小規模なプロダクトながらも個人の裁量が大きい会社とSUPER STUDIOと、どちらを選ぶか迷っていました。しかし、インターンとして働く中で、同じ志を持つ方々とこれからも一緒にプロダクトを開発していきたいという想いと、大規模なプロダクトの開発に携わることの面白さを感じていたため、最終的にSUPER STUDIOへ就職することを決めました。

2023年4月に新卒入社してから1年が経ちましたが、振り返ってみていかがですか?

福士:SUPER STUDIOには、学生時代のインターンも含めて約1年半いますが、役職や年齢に関係なく、色々な仕事を任せてもらえる文化があります。
難易度の高い業務にも挑戦できる環境だからこそ、たくさんのことを学びながら日々成長できていますし、自分が自社プロダクトの成長に寄与できることも多いので、とてもやりがいを感じています。

具体的にどのような学びを得られたのでしょうか?

福士:全社で開催される月次の会議体では、各本部ごとの取り組みやKPI進捗、導入事例やプロダクトのアップデートについて共有されています。その内容を通じて、組織全体や他部署のメンバーがどんなゴールを目指しているのか、その中で自部署がどのような役割を担っているのかを把握することができるため、組織全体に対する自分の役割を意識しながら業務に取り組めるようになりました。

また、学生時代は自分の好きなものを好きなように開発すれば良いという考えを持っていました。入社後は、自社のメインプロダクトである「ecforce」の開発に関わる中で、プロダクトを通じて多くの事業者へ価値提供を行うこと、そしてエンジニアとして本質的な価値を見出すことへの考えが深まったように思います。
プロダクトの規模が大きいからこそ、一緒に機能開発を行うチームメンバーやecforceをご利用いただく顧客のことを考えながら、プロダクト開発を行えるようになりました。

例えば、自分が何気なく記述しようとしているコードが、数十件ものファイルに影響を与えてチームメンバーの作業効率を下げてしまったり、システムに不具合が生じて顧客の事業運営に支障をきたしたりする可能性もあります。
実際に、これまでも何度かシステム障害に関わったことがありますが、その経験を通じて、自分が担当する業務全てがecforceを利用する顧客の事業を左右するということを強く意識するようになりました。

また、エンジニアはただコードを記述するだけではなく、コミュニケーションも重要であると感じています。
開発業務の中でプログラミングの変数名を決める際、自分の実装意図を他の開発メンバーへ正確に伝える必要があるため、「誰にどう使ってもらうのか」を具体的にイメージして、コードにメッセージを乗せていくことが大切です。

また、エンジニア以外の職種の方と関わる機会も多く、職種が異なれば業務上で利用する共通言語も異なるため、相手に寄り添った適切なコミュニケーションを常に考える必要があります。難しさを感じる場面もありますが、コミュニケーションに向き合うことの大切さを日々実感しています。

他に、福士さんが意識して取り組んでいることはありますか?

福士:ミスをしてしまった時には、次回以降同じミスをしないためにはどうすれば良いのかを考え、必ずそれを実践するようにしています。

私はマルチタスクが不得意なのですが、過去に自分のケアレスミスによって障害を起こしてしまったことがありました。
その際、不得意なマルチタスクを頑張って克服するという抽象的な考え方ではなく、自分の性格や不得意分野を理解した上でミスを発生させないための方法を探すようにしました。
チェックリストを作成したり業務フローを改善したことで、タスクに漏れが発生しないよう、独自の仕組みを構築することができています。

もちろん、担当するプロジェクトによって向き合う課題は変わるので、もっとレベルを上げていきたいと感じている部分はたくさんあります。

最近は、取り組むタスクが適切な粒度に分解できているかを実装前の段階で気にかけるようにしています。
タスクの粒度が大きすぎてしまうと、実装時に修正すべきファイル数が増えてしまう可能性が高く、レビュワーの負担が増えたり、最悪の場合障害の発生につながってしまったりすることもあるからです。

しかし、実際にタスクを分解した上で実装してみると、想定していたよりも変更ファイルの数が増えてしまうなど、イメージと異なる結果になることもあります。
その時は、デイリースクラムやスプリントプランニングの場で「もう一度タスク分解の方法を見直したい」とチームメンバーへ持ちかけたり、ストーリーポイントを見直すための相談をしたりと、障害発生を防ぐための様々な工夫を主体的に行っています。
今後は変更ファイル数が一定以上増えないよう、必要に応じて自分の環境下で制限をかける仕組みも作りたいと考えています。

2.働き方について

チームメンバーと相談しながら業務改善に取り組んでいるというお話でしたが、コミュニケーションを取る上でリモートワーク中心の働き方に難しさはありませんか?

福士:入社当初は、どのようにタスクを処理すれば良いのか分からず不安でしたし、複雑な仕様を仕様書やコードから読み取って理解していくことはとても大変でした。しかし、SlackやMetaLifeといったツールを活用することで、リモートワークでもシームレスにコミュニケーションを取ることができます。その環境に慣れた今では、リモートワーク中心でも快適に仕事をすることができています。
一方、メンバーと同じ画面を見ながら共同で作業をしている際に、今まで知らなかったコーディング方法を発見したり、プログラミングに関する気付きや学びを得られることもあるので、そういった機会をオフラインでもオンラインでも意図的に作っていくことは必要なのではないかと思います。

SUPER STUDIOにはリモートワークの他にフレックスタイム制度がありますが、業務スケジュールや働き方の工夫はありますか?

福士:チームミーティングは基本的に午前11時からスタートしますが、私は遅くとも午前10時には勤務を開始し、19時頃には退勤できるようなスケジュールを引いています。最近は、午前6時〜7時に起床して朝活をしています。
自分で目標を立てて、それを着実にクリアしていくことで自己肯定感を高められるのでおすすめです。

朝活ではどのような取り組みをしているのですか?

福士:YouTubeで海外の技術系ニュースを見ながら英語に触れたり、読書した内容をNotionにまとめたりしています。
新しいことを学び続けていないと不安に思う性格なので、朝の時間をインプットの時間として有効活用しています。
また、お昼休憩の際には、趣味のドラムを練習することもあります。リモートワークが多いため、なかなかオンとオフの切り替えがし辛いですが、いい息抜きになっています。

※一日のスケジュール例

3.エンジニア組織について

福士さんが所属しているチームでは、主にどんなことに取り組んでいますか?

福士:私が所属するチームでは、新規顧客の獲得を目的とした機能開発を開発エンジニアとQAエンジニアを含む8名体制で行っています。
今年からエンジニア組織のKPIの持ち方が変わり、我々が開発した機能が自社や顧客の事業成長に対して、どれだけのインパクトを与えられているのかを可視化できる状態になりました。
私のチームでは新規顧客の獲得数をKPIとして設定しているため、組織全体や顧客への貢献度が分かりやすく、チームとしての目的意識や一体感が高まったように思います。

また、プロダクトマネジメントグループ(以下、PdM)からエンジニアという流れで開発を進めていくだけではなく、エンジニアからPdMというボトムアップ方式で開発方針を調整していくことも増えてきています。
私自身も、目の前の開発業務だけに取り組むというスタンスではなく、プロダクトの成長にも貢献していきたいと思っています。そのため、機能の仕様決めの段階から関わり、開発方針に意見を出せることは嬉しいですし、自分の仕事に対して今まで以上にやりがいを持って取り組めるようになりました。

今後も、チームとしても個人としても、様々な変化に向き合いながら成長していきたいです。

福士さんがロールモデルにしている方はいますか?

福士:開発ユニットのマネージャーと現在のチームリーダーです。

ユニットマネージャーの方には、日々コードレビューをしていただいているのですが、私の考えや意見を汲み取りながら話を聞いてくださったり、気兼ねなくコミュニケーションが取れる状態を作ってくださるので、とても助けられています。

レビューをいただく際は、目の前のコードに関する話にとどまらず、上流の工程や設計の観点からもアドバイスをいただけるので非常に学びが多いです。タスクを分解していく際や実際にコードを記述する際にも、その観点を意識するようにしています。

チームリーダーの方は、一期上で2022年にSUPER STUDIOに入社されています。
自分の意見や考えを通しながらゴールまで進んでいくその突破力を、見習いたいと思っています。目的から逆算して行動を起こしていく能力が不足しているため、その方の進め方は非常に参考になることが多いです。

4.最後に

福士さんが思うSUPER STUDIOの魅力を教えてください。

福士:入社した決め手の一つである「人の良さ」が魅力だと思います。
SUPER STUDIOは「何をやるかより、誰とやるか」という価値観を大切にしていることもあり、一緒に仕事をしていて楽しいと感じたり、誠実で心から尊敬できる方が多くいらっしゃいます。

自分が抱えている悩みや課題、新しくチャレンジしたいと思ったことを伝えると、「課題を解決するためにはどうしたらいいか」「チャレンジするにあたって必要な準備は何か」など、親身に向き合い壁打ちしてくださるので、若手であっても新卒社員であってものびのびと働くことができますし、成長しやすい環境だと思います。

これからは、自分の成長を通じて日々サポートしてくださる周りの方々に恩返しできるよう、常に目的意識を持って業務に取り組んでいきたいです。

SUPER STUDIOの採用について

SUPER STUDIOでは、エンジニアを採用しています。
少しでも興味がありましたら、以下をご覧ください。

https://hrmos.co/pages/superstudio/jobs/0000503

https://hrmos.co/pages/superstudio/jobs/0010024

https://hrmos.co/pages/superstudio/jobs/0000400

https://hrmos.co/pages/superstudio/jobs/0000404

https://hrmos.co/pages/superstudio/jobs/0010025

下記の記事は、SUPER STUDIOのキックオフイベントで表彰されたエンジニアのインタビュー記事です。
SUPER STUDIOのエンジニア組織をより理解できる内容となっておりますので、ご一読ください。

https://www.wantedly.com/companies/super-studio/post_articles/895917

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https://www.wantedly.com/companies/super-studio/post_articles/487617

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