【Azure】WindowsServer2019日本語化

2021/04/21に公開

はじめに

Azure上に立てたWindowsServer2019を日本語化する方法をアウトプットします。

構成図

※パブリックIPアドレスは暫定です。

作成するVMのスペック

項目 設定
VM名 testwin01
インスタンスタイプ Standard_B2s
OS Windows Server 2019 Datacenter - Gen1
vCPU 2
メモリ(GiB) 4

前提

  • Azure上にVMの作成は完了している。
  • WindowsServerは何も設定していない状態。

作業手順

1.スクリプト実行
2.OS起動画面日本語化

1.スクリプト実行

1.WindowsServerのデスクトップ画面に「Japanese」というフォルダを作成する。

2.「PowerShell ISE」を管理者権限で起動する。

3.「PowerShell ISE」にて以下スクリプトを作成し、「Japanese」というフォルダにそれぞれ保存する。

  • languagePack.ps1
    languagePackダウンロード/インストール
languagePack.ps1
#Windows Server 2019のlanguagePackを「C:\lang.iso」としてダウンロードします。
Invoke-WebRequest -Uri https://software-download.microsoft.com/download/pr/17763.1.180914-1434.rs5_release_SERVERLANGPACKDVD_OEM_MULTI.iso -OutFile C:\lang.iso

#「C:\lang.iso」をマウントします。
$mountResult = Mount-DiskImage C:\lang.iso -PassThru

#マウントしたISOのドライブレターを取得します。
$driveLetter = ($mountResult | Get-Volume).DriveLetter

#パスを格納
$lppath = $driveLetter + ":\x64\langpacks\Microsoft-Windows-Server-Language-Pack_x64_ja-jp.cab"

#「Lpksetup.exe」コマンドを使って日本語languagePackをインストールします。インストール後再起動します。
C:\windows\system32\Lpksetup.exe /i ja-JP /f /s /p $lppath

#サーバーを再起動します。
Restart-Computer 
  • Japanese-Change1.ps1
    日本語化設定変更①
Japanese-Change1.ps1
#ユーザーが使用する言語を日本語にします。
Set-WinUserLanguageList -LanguageList ja-JP,en-US -Force

#入力する言語を日本語で上書きします。
Set-WinDefaultInputMethodOverride -InputTip "0411:00000411"

#MS-IMEの入力方式を設定します。
Set-WinLanguageBarOption -UseLegacySwitchMode -UseLegacyLanguageBar

#サーバーを再起動します。
Restart-Computer 
  • Japanese-Change2.ps1
    日本語化設定変更②
Japanese-Change2.ps1
#UIの言語を日本語で上書きします。
Set-WinUILanguageOverride -Language ja-JP

#時刻/日付の形式をWindowsの言語と同じにします。
Set-WinCultureFromLanguageListOptOut -OptOut $False

#ロケーションを日本にします。
Set-WinHomeLocation -GeoId 0x7A

#システムロケールを日本にします。
Set-WinSystemLocale -SystemLocale ja-JP

#タイムゾーンを東京にします。
Set-TimeZone -Id "Tokyo Standard Time"

#サーバーを再起動します。
Restart-Computer

4.「PowerShell ISE」にて以下の順番でスクリプトを実行する。

①languagePack.ps1
②Japanese-Change1.ps1
③Japanese-Change2.ps1
※スクリプトを1つ実行する毎に再起動がかかります。

5.WindowsServerが日本語化されていることを確認。

6.時刻も日本時間になっていることを確認。

2.OS起動画面日本語化

1.スタートボタンより「ファイル名を指定して実行」をクリック。

2.controlと入力し、「OK」をクリック。

3.コントロールパネルより「時計と地域」をクリック。

4.「地域」をクリック。

5.管理タブの「設定のコピー」をクリック。

6.「ようこそ画面とシステムアカウント」と「新しいユーザーアカウント」にチェックを入れ、「OK」をクリック。

7.ポップアップが表示されるので、「今すぐ再起動」をクリック。

8.再起動後、ログイン時の画面が日本語表記であることを確認。

さいごに

手動手順もそのうちアウトプットします。

参考

[小ネタ]WindowsServer2019を日本語化するPowerShellを作った

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