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【情報セキュリティ】暗号方式について(備忘録)
はじめに
今回は暗号方式についてアウトプットしていきたいと思います。
あくまでも、応用情報技術者学習のための備忘録になります。
そもそも暗号とは?
データに対して何らかの処理を施し、第三者がその内容を見ても意味が分からなくすることになります。
暗号化を図解した場合、以下のようになります。
用語については以下になります。
用語 | 内容 |
---|---|
平文 | 暗号化される前のデータのこと |
暗号文 | 暗号化されたデータ |
暗号方式の種類
以下、暗号方式の種類についてご紹介していきたいと思います。
- 共通鍵暗号方式(AES)
- 公開鍵暗号方式(RSA)
共通鍵暗号方式(AES)
共通鍵暗号方式は、以下の図のように暗号化と復号で同じ鍵を使用する暗号方式になります。
共通鍵暗号方式のメリット・デメリットは以下になります。
■メリット
・処理時間が短くて済む(暗号化や復号の処理が比較的簡単なため)
■デメリット
・解読されやすい(処理が簡単なため)
・鍵の数が多数必要(暗号を使ったデータ交換を行う当事者ごとに一つの鍵が必要なため)
公開鍵暗号方式(RSA)
公開鍵暗号方式は、以下の図のように暗号化と復号で別の鍵を使用する暗号方式になります。
※暗号化の鍵からは、復号鍵の内容が分からないようになっている。
公開鍵暗号方式のメリット・デメリットは以下になります。
■メリット
・共通鍵暗号方式と比べて、強度が高い
・鍵の管理が容易(暗号化の鍵は公開しても問題ないため)
■デメリット
・処理時間がかかる。
各暗号方式の違い
共通鍵暗号方式 | 公開鍵暗号方式 | |
---|---|---|
暗号鍵と復号鍵 | 暗号鍵=復号鍵 | 暗号鍵≠復号鍵 |
秘密に保管すべき鍵 | 相手毎、すべての鍵 | 秘密鍵のみ |
相手への鍵の受渡し | 秘匿が必須 | 暗号鍵を公開可能 |
処理速度 | 高速 | 低速 |
安全性 | 低い ※公開鍵暗号方式と比較して |
高い |
管理の手間 | 高い | 低い |
鍵の作成者 | データの送信者 ※用途によっては反対になることもある。 |
データの受信者 ※用途によっては反対になることもある。 |
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