【Terraform】CentOS7.6にTerraformをインストール(実行環境整備)

はじめに

今回は、CentOS7.6にTerraformをインストールする手順をアウトプットしていきたいと思います。

Terraformとは？？

• HashiCorpによって開発されたインフラ構築や設定をコード化するためのツール
• 主にクラウド環境を構築するときに利用する。
• インフラの構成を宣言的に定義できるところが特徴

構成図

Terraform実行環境準備前の環境/設定

環境

項目	内容
OS	CentOS Linux release 7.6.1810 (Core)
OS初期状態	最小限のインストール
CPU	2
メモリ	2
ハードディスク	128GB

設定

項目	設定	備考
ホスト名	terraform-sv
ネットワークインタフェース	【eth0】 IPアドレス:192.168.2.100 サブネット:255.255.255.0 ゲートウェイ:192.168.2.1	NIC自動起動:yes
DNS	DNS1:8.8.8.8 DNS2:8.8.4.4	GoogleのDNS
サービス	NetworkManager:自動起動停止 firewalld:自動起動停止 chronyd:自動起動
SELinux	Disabled	無効化
NTP	ntp.nict.jp	日本標準時
インストールしたパッケージ	vim wget unzip

Terraform実行環境準備

Terraformダウンロード

• wgetにてTerraformをダウンロードする。

変数「TER_VER」に値を入力する。

コマンド

TER_VER=`curl -s https://api.github.com/repos/hashicorp/terraform/releases/latest | grep tag_name | cut -d: -f2 | tr -d \"\,\v | awk '{$1=$1};1'`

wgetにてTerraformのzipファイルをダウンロードする。

コマンド

wget https://releases.hashicorp.com/terraform/${TER_VER}/terraform_${TER_VER}_linux_amd64.zip

• unzipにてzipフォルダを解凍する。

コマンド

unzip terraform_0.14.9_linux_amd64.zip

• terraformが存在することを確認する。

実行例

[root@terraform-sv ~]# pwd
/root
[root@terraform-sv ~]#ls
anaconda-ks.cfg  terraform  terraform_0.14.9_linux_amd64.zip

※今回は、テストサーバーのためrootを使用しています。

Terraformインストール

• 解凍したバイナリファイルを/usr/local/bin/に移動させます。

コマンド

sudo mv terraform /usr/local/bin

• terraformのバージョンを確認する。

コマンド

terraform --version

実行例)

実行例

[root@terraform-sv ~]# terraform --version
Terraform v0.14.9
[root@terraform-sv ~]#

さいごに

今回は、オンプレミスのHyper-Vの上にterraform実行環境を構築してみました。
今後は、terraformのコードについてもアウトプットしていきたいと思います。

参考記事

はじめてのTerraform 0.12 ～環境構築～
Terraformとは?基本知識とTerraformのメリット4つを紹介