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PyGIMP: PythonでGIMPを自在に操る!

2024/07/20に公開

はじめに

GIMPは、高機能で無料の画像編集ソフトとして人気ですが、Pythonで自動化できたらもっと便利だと思いませんか?PyGIMPは、そんな願いを叶える夢のプロジェクトです。Pythonの力でGIMPの機能をフル活用し、画像処理を自由自在に操れるようになります!

PyGIMPが切り開く新世界

PyGIMPは、PythonとGIMPの橋渡し的存在です。具体的には、次のようなことができます。

  • PythonスクリプトからGIMPの機能を呼び出し: 画像のサイズ変更やフィルター処理など、GIMPでできることは、ほぼPythonから実行可能です。
  • コマンドラインからのGIMP操作: 普段使い慣れたコマンドラインからGIMPを操作できるため、作業効率が大幅に向上します。
  • 画像処理の自動化: 繰り返し行う作業や複雑な処理を自動化することで、時間と労力を大幅に削減できます。

デモ

百聞は一見に如かず!まずは、実際の動作をご覧ください。

さっそく始めよう!

環境構築

PyGIMPを使うには、以下の手順で環境を整える必要があります。

  1. GIMPのインストール: まずはGIMPをインストールしましょう。公式サイトからダウンロードできます。
  2. Pythonのインストール: 次に、Pythonをインストールします。PyGIMPはPython 3.8以上に対応しています。
  3. PyGIMPのインストール: 最後に、PyGIMPをインストールします。pipコマンドを使って簡単にインストールできます。
pip install pygimp-labs

PyGIMPの基本的な使い方

それでは、PyGIMPを使って簡単な画像処理を行ってみましょう。

設定ファイルの準備

PyGIMPでは、gimp_script_config.jsonという設定ファイルを使います。このファイルに、Pythonスクリプトへの引数を記述します。

{
  "arguments": {
    "font_size": "78",
    "input_image": "asset\\input\\input.png",
    "output_path": "asset\\output\\out2.png",
    "text": "GIMPを使用して\\nCLIから画像に\\nテキストをオーバーレイする方法"
  },
  "script_path": "script\\gimp_script_template.py"
}

Pythonスクリプトの作成

次に、gimp_script_template.pyのようなPythonスクリプトを作成します。このスクリプトでは、GIMPの機能を呼び出す処理を記述します。

# -*- coding: utf-8 -*-

from __future__ import print_function, unicode_literals
import sys
from gimpfu import *
import json

# JSONファイルから設定を読み込む
CONFIG_PATH = r"gimp_script_config.json"

with open(CONFIG_PATH, "r") as f:
    CONFIG = json.load(f)

# 引数を取得
ARGS = CONFIG["arguments"]

# ... GIMPの機能を呼び出す処理 ... 

pdb.gimp_quit(1)

実行

準備ができたら、コマンドラインから以下のコマンドを実行します。

pygimp-labs

PyGIMPは、コマンドライン引数で動作をカスタマイズできます。

引数 説明 デフォルト値
--font_size テキストのフォントサイズ 78
--input_image 入力画像のパス asset\input\input.png
--output_path 出力画像のパス asset\output\out2.png
--text 画像にオーバーレイするテキスト "GIMPを使用して\nCLIから画像に\nテキストをオーバーレイする方法"
--gimp GIMP実行ファイルのパス "gimp-console-2.10.exe"
--log ログファイルのパス "gimp_script.log"
--config 設定ファイルのパス "gimp_script_config.json"

例えば、フォントサイズを100に変更したい場合は、以下のように実行します。

pygimp-labs --font_size 100

PyGIMPを支える技術

PyGIMPは、いくつかの素晴らしい技術の上に成り立っています。

  • GIMP: 高機能でオープンソースの画像編集ソフト。PyGIMPは、GIMPの持つ豊富な機能をPythonから利用できるようにします。
  • Python: シンプルで分かりやすい構文が特徴のプログラミング言語。PyGIMPは、Pythonを使ってGIMPを簡単に操作できるようにします。
  • JSON: データを記述するためのフォーマット。PyGIMPは、設定ファイルにJSONを使用することで、柔軟な設定を可能にしています。

開発の舞台裏

PyGIMPの開発は、GitHub上のオープンソースプロジェクトとして行われています。

開発を加速させるAIの力

PyGIMPの開発には、AI技術も積極的に活用されています。

  • Claude.ai: リリースノートやREADME、コミットメッセージの自動生成など、様々な場面で開発を支援しています。
  • ChatGPT4: コードの自動生成やドキュメント作成など、開発効率を向上させています。

これらのAI技術により、開発者はより創造的な作業に集中できるようになり、PyGIMPの進化を加速させています。

まとめ

PyGIMPは、Pythonの力でGIMPの可能性を無限に広げるプロジェクトです。ぜひ、PyGIMPを試して、画像処理の新しい扉を開いてみてください。そして、もしPyGIMPが気に入ったら、GitHubでスターを付けて応援してください!

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