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Twitter Spaceのオーディオを無料でダウンロードする方法

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以下は、技術記事(「Download Twitter Spaces Audio for Free」by Herbert Yang)を日本語で詳細にまとめたものです。

出典:
https://digitalsovereignty.herbertyang.xyz/p/download-twitter-spaces-audio-for


記事概要

タイトル: Twitter Spacesのオーディオを無料でダウンロードする方法
著者: Herbert Yang
公開日: 2025年2月25日
内容: Twitter Spacesのオーディオファイルを無料でダウンロードする方法を詳細に解説。Twitter Spacesのホストでない場合でも、公開されているトークの記録を取得可能にする手順を紹介。オープンソースツール(youtube-dl、FFmpeg)を使用し、技術的な手順を具体的に説明している。


詳細なポイントと手順

1. Twitter Spacesの背景と課題

  • Twitter Spacesの概要:

    • Twitter Spacesは2021年5月に一般公開され、Clubhouseを凌駕する人気を獲得。
    • KOL(キー・オピニオン・リーダー)やコミュニティがパネルディスカッション、公開討論、AMA(Ask-Me-Anything)、タウンホールミーティングを開催するツールとして広く利用。
    • 人気のSpacesは数百万人のリスナーを集める。
  • ダウンロードの課題:

    • TwitterはSpacesのオーディオファイルを簡単にダウンロードする機能を提供していない。
    • オーディオファイルのダウンロードは、Spacesのホストのみが可能。ただし、そのプロセスは「遅く、手動で、難解(arcane)」。
    • 著者はICPやWeb3に関するパネルディスカッションやスピーチでSpacesに参加するが、ホストでない場合が多く、自身の公開トークの記録を取得できない問題に直面。
  • 既存の解決策と限界:

    • 過去3年間、著者はさまざまな方法を試したが、有料のウェブサイトに頼りたくなかった。
    • 無料のDIY(Do-It-Yourself)方法は、TwitterのAPI変更により数ヶ月で使えなくなることが多かった(「猫と鼠のゲーム」)。
    • 現在の方法(記事で紹介)は比較的安定している。

2. Twitter Spacesオーディオのダウンロード手順

以下は、Twitter Spacesのオーディオをダウンロードし、保存・共有するための具体的な手順である。全てコマンドラインツールを使用し、技術的なプロセスを詳細に説明している。

ステップ1: youtube-dlのインストール
  • ツール: youtube-dl(オープンソースのコマンドラインツール)
  • ダウンロード元: 公式サイト https://ytdl-org.github.io/youtube-dl/index.html
  • インストール方法(Macの場合):
    $ brew install youtube-dl
    
  • バージョン確認:
    $ youtube-dl --version
    
    • 記事執筆時点のバージョン: 2021.12.17
  • 目的: Twitter Spacesのオーディオを含むメディアファイルをダウンロードするために使用。
ステップ2: Twitter SpacesのURL取得
  • ブラウザ: Firefox(ChromeやSafariでも可能だが、ネットワークアセットの場所を知る必要がある)

  • 手順:

    1. Firefoxで「ツール」→「ブラウザツール」→「ウェブ開発者ツール」を開く。
    2. Twitter SpacesのURLにアクセス 例: https://x.com/i/spaces/1MnGnDkaZQYxO/peek
    3. 開発者コンソールの「ネットワーク」タブを選択し、Spacesを再生。
    4. コンソールのフィルタ欄に「m3u」と入力。m3uリストファイルのみが表示される。
    5. 表示されたm3uファイルのURLをコピー(非常に長いURLが正常)。
  • 補足:

    • m3uファイルは、ストリーミングメディアのプレイリストを指す。
    • このURLは、Spacesのオーディオデータを取得するための鍵となる。
ステップ3: MP3ファイルのダウンロード
  • ツール: youtube-dl
  • 手順:
    1. ターミナルを開き、保存先ディレクトリに移動。
    2. 以下のコマンドを実行:
      $ youtube-dl "space-url"
      
      例:
      $ youtube-dl "https://prod-fastly-ap-northeast-1.video.pscp.tv/Transcoding/v1/hls/rYPyO8vMirREg7n-5rhdt5E_nbtP4XXumHrI0DXbCNAtl0pP1DP6hew8SQXM0IMlGdvCPwQ-2fNKAIngFlvDLg/non_transcode/ap-northeast-1/periscope-replay-direct-prod-ap-northeast-1-public/audio-space/playlist_16710828688056387844.m3u8?type=replay"
      
  • ダウンロードの詳細:
    • 出力ファイルはMP4形式のビデオファイル。
    • ファイルサイズ:
      • 1時間のSpaces: 約40〜50MB
      • 3時間のSpaces: 約80〜120MB
    • youtube-dlはファイルを小さなチャンクに分割してダウンロードするため、通常のウェブサイトからの直接ダウンロードより遅い(10〜30分かかる)。
    • プロセスは安定している。
ステップ4: ビデオをオーディオに変換
  • ツール: FFmpeg(多用途のメディア処理ツール)
  • 手順:
    1. ダウンロードしたMP4ファイル(例: playlist_16710828688056387844-playlist_16710828688056387844.mp4)をオーディオに変換。
    2. 以下のコマンドを実行:
      $ ffmpeg -i "your-video-name.mp4" -vn -acodec copy your-audio-file-name.aac
      
      例:
      $ ffmpeg -i "playlist_16710828688056387844-playlist_16710828688056387844.mp4" -vn -acodec copy your-audio-file-name.aac
      
  • 出力:
    • 結果としてAAC形式のオーディオファイルが生成。
    • AACファイルはMP4ビデオファイルより若干小さい。
  • 目的: ビデオ形式をオーディオ形式に変換することで、保存や共有が容易になる。
ステップ5: ファイルの保存と共有
  • 生成されたビデオ(MP4)またはオーディオ(AAC)ファイルを自身のリポジトリに保存。
  • 保存したファイルをSubstackやYouTubeなどのソーシャルプラットフォームで共有可能。
  • これにより、Twitter Spacesの記録を「永遠に」保持できる。

3. 2025年3月時点の簡略化された方法

  • ツール: yt-dlp(youtube-dlの後継ツール)
  • コマンド:
    $ yt-dlp twitter-spaces-url
    
  • 利点: youtube-dlよりも新しいツールを使用することで、ダウンロードプロセスが簡略化され、最新のTwitter API変更に対応している可能性が高い。

4. 補足情報

  • 参考リンク:
  • ブラウザの互換性:
    • Firefox以外にChromeやSafariでも同様の手順が可能だが、ネットワークアセット(m3uファイル)の場所を特定する必要がある。
  • ニュースレターの宣伝:
    • 著者は「Digital Sovereignty Chronicle」というニュースレターを運営。
    • テクノロジーに関する学びや旅を数日ごとに共有。
    • 読者はメールアドレスを登録して購読可能。

まとめ

この記事は、Twitter Spacesのオーディオファイルを無料でダウンロードする方法を詳細に解説したものである。Twitterが提供しないダウンロード機能の制約を克服するため、以下の手順を提案している:

  1. youtube-dlのインストール:オープンソースツールをセットアップ。
  2. SpacesのURL取得:Firefoxの開発者ツールを使用してm3uファイルのURLを特定。
  3. MP4ファイルのダウンロード:youtube-dlを使用してビデオ形式でダウンロード。
  4. オーディオへの変換:FFmpegを使用してMP4をAACオーディオに変換。
  5. 保存と共有:生成したファイルを保存し、ソーシャルプラットフォームで共有。

さらに、2025年3月時点ではyt-dlpを使用した簡略化された方法も紹介。著者は、技術的なDIYアプローチを通じて、ユーザーが自身のデータ主権を確保し、Twitter Spacesの記録を自由に管理できるようにすることを強調している。全ての手順は具体的なコマンド例とともに提供されており、技術に詳しいユーザー向けに正確かつ実践的なガイドとなっている。

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