Momentoはいいぞ!
はじめに
2023/9/23-24に開催された ServerlessDays Tokyo 2023 で Momento について色々と学んだので、個人的なお気に入りポイントを紹介したいと思います。
Momento とは?
Momento は瞬時にスケール可能で、シンプルな価格体系で、サーバレスなデータプラットフォームを提供する会社です。
以下の3種類のサービスを提供しています。
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Momento Cache
- サーバレスのキャッシュサービス
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Momento Topics
- サーバレスのPub/Subメッセージングサービス
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Momento Vector Index
- ベクトルデータベースの管理を単純化するサーバレスサービス
- 2023/9/26時点ではpreview
お気に入りポイント
今回は Mometo Cache のお気に入りポイントを3つ紹介します。
設定が不要(ゼロコンフィグ)
AWS で ElastiCache を使う際、「設定項目多いなぁ、いっそEC2上にRedisを構築しちゃおうかな…」と思ったことありませんか?
私はあります!!!
キャッシュはさくっと構築してアプリケーションの開発に時間を割きたいのに、クラスタモード・ネットワーク設定・エンジンバージョン・ノードタイプ・レプリカ数・バックアップ・メンテナンスウィンドウ等々、色々と設定しないと使い始められないのはつらいです。
Momento Cache は細かな設定不要で、ログインからデータの読み書きまでが4ステップ(!!)で完結します。さくっと構築してさくっと試してを繰り返せるのは、DX(開発者体験)がめちゃめちゃよいです。
料金が安い
Momento 料金体系は以下の通りです。
- 基本は Momento のIN/OUTのデータ転送量に応じた従量課金
- 毎月最初の5GBは無料
- 5GBを超えた分は1GBあたり$0.5
- 最大トランザクション(TPS)やサポート内容に応じて3つのプランがある
ElastiCache はインスタンスを起動している時間単位で課金されますが、Momento Cache はデータ転送量での課金なので、アクセスしていない時間が長くても料金がかからないのは嬉しいですね。
また、無料枠が広く、少し試す程度であれば費用かからないのもありがたいですね!
Marketplace で購入できる
業務で利用する場合、請求元が異なると決裁などの事務処理が必要になることはありませんか?
私はあります!!!(2回目)
そんな時、AWS Marketplace で Momento を購入すれば、AWS の利用料金と一緒に請求されるので、無駄な事務処理も不要になります。事務処理が大変で新しいサービスの導入を諦めるという悲劇を避けられるので、地味にありがたいです。
ちなみに、Marketplaceだと無料枠が 50GB
になっていました。Marketplaceで購入した方がお得なのかな…?
MarketplaceでのMomentoの料金説明
おわりに
今後は実際にサービスを触りつつ、Momento の理解を深めていきたいと思います。
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