AWS Certified Solutions Architect – Professional に合格しました
はじめに
2021年8月6日に「AWS Certified Solutions Architect – Professional」を受験し、無事合格しました。どのように学習したかを記録に残しておきます。
要約
- 勉強期間は約6週間、結果は923点
- まとめノートを作って定期的に見直すと、知識が定着しやすいので⭕️
- 時間配分が重要なので、少なくとも1回は75問を通しで解く練習をしておく
- 試験中は諦めずに最後まで解く
SAP合格までにやったこと
前提
- AWSの業務経験は約2年
- といっても ELB + EC2 を組み合わせたハンズオンレベルなので、業務で蓄積した知識は少なめ
- AWS認定アソシエイト3資格は取得済み
使用した教材
- 参考書
- 問題集
- WEB
スケジュール
初期(1~3日目)
2021年5-6月にAWS認定アソシエイト3資格を受験したばかりだったので、サービス名と機能は記憶に残っている状態でした。なのでインプットは少なめにし、「AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説」の模擬試験以外の章をざっと1周読みました。
移行関連は知らないことが多いな~という印象でした。
中期(4日目~4週目)
「WEB問題集で学習しよう」を新しい方から順に[1]解きました。アソシエイトの問題に比べると1問で問われる知識量が圧倒的に多く、途中で心が折れました…
結局1周目は2.5週間、2周目は1.5週間の合計4週間かかりました。特に1周目を進めるのはかなりの苦痛を伴いました… この辛さを軽減する方法はわかっていないのですが、2周目以降で役に立ったと思うことは以下の通りです。
-
問題文を読むときはサービス構成を意識する
- 最初は問題文を読んでも何がポイントかわからず、問われている内容を理解するのにかなり時間がかかりました
- AWSのベストプラクティスや推奨のサービス構成を把握しておくと、問題文を理解しやすく、解くスピードもあがります
よくある構成例
- リアルタイムでデータ収集 → Kinesis
- 特定ユーザのみS3へアクセス → 署名付きURL + OAI(CloudFrontとの組み合わせ)
- サイズが小さいデータを大量に保存 → DynamoDB
- SQLインジェクション・XSS対策 → WAF + ALB or CloudFront or API Gateway
- VGW・CGW → Direct Connect or VPN
-
わからないところはノードなどにまとめておき、定期的に見直す
- 問題を解いてわからなかったところは↓のような流れで学習を進めました
- WEBで調べる
- Excelにまとめる
- 定期的にExcelを見直す
- 定期的に見直すことで知識を定着させることができました
- 問題を解いてわからなかったところは↓のような流れで学習を進めました
後期(5~6週目)
参考書とUdemyの模擬試験(第1-3回)の合計4回[2]を時間を計りながら解きました。結果は以下の通りです。
問題 | 正解数 | 正解率 |
---|---|---|
参考書 | 58 | 77% |
Udemy(第1回) | 44 | 58% |
Udemy(第2回) | 50 | 66% |
Udemy(第3回) | 55 | 73% |
合格するにあたり、この期間に実施した模擬試験がとても役に立ったと思います。
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時間配分の練習になった
- 問題によって文章の長さが異なるので、1問で時間を区切るより、複数問で時間を区切って解いていくのがよいと思います
- 最終的には「10問20分」を目安に解くようにました
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曖昧な知識を整理できた
- 「WEB問題集で学習しよう」のみだと、どうしても問われ方に偏りが発生してしまうと感じました
- 別の切り口の問題を解くことで、曖昧だった知識が整理できました
試験本番
再受験無料キャンペーンをやっていたので7月末(5週目)に一度受験したのですが、試験中にシステム不具合が発生し、当日は中止となりました。1週間後に再受験し、無事合格しました。
試験自体は対策本やUdemyよりも難しく、見直しマークを25問ほどつけ、5問ほど答えを修正しました。体感では6割程度の出来でしたが、結果は9割強だったので、最後まで諦めずに解ききることが大事だと思いました。
おまけ
あまり本質ではないのですが、問題を解くコツをまとめておきます。
コツ
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選択肢から読む
- 最初に問題文を頭から読んでも、なかなか内容を理解できず、何度か読み直すことがありました
- 最初に選択肢を読んで問われるサービス名やキーワードを掴んでおくと、問題文を理解しやすかったです
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問題文の最後を読む
- 問題文の最後にポイントが記載されていることが多いです
- 可用性/費用対効果/拡張性を優先する など
- 長い問題の場合は「選択肢 → 問題文の最後 → 問題文の全体」という順で読みました
- 問題文の最後にポイントが記載されていることが多いです
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迷ったら選択肢を分解+比較する
- 長めの選択肢はたいてい前半・後半で分解できます
- 選択肢を比較すると、サービス名の組合せが異なっているなど問われているポイントを把握しやすいです
おわりに
次は「AWS Certified DevOps Engineer – Professional」を受けようかと考えていたのですが、長い問題文に疲れたので、まずは「AWS Certified Security – Specialty 」を受験しようと思います。
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