FlutterFlowでpush・popを利用し画面遷移するときに注意すること
はじめに
こんにちは。GenAiの平賀です。
FlutterFlowというモバイルアプリとWebアプリ開発が可能なローコードツールがあります。
詳しくは以下の記事で紹介しているので、説明は割愛しますが、画面でボタンをポチポチ押していくだけで、Flutter製のアプリが開発できるツールです。
そのFlutterFlowでは画面遷移を実装するときに、push・popというメソッドを使います。これらのメソッドを使って実装するときに、困ったことと対応策について紹介します。
対象読者はFlutterとFlutterFlowでのアプリ開発をしたことがある人になります。
Flutterにおける画面遷移とは
まず、Flutterにおける画面遷移について説明します。
Flutterでは画面遷移するときに、遷移元の画面の上に、遷移先の画面がかぶさる状態になります。
イメージとしては食器を重ねるように、一番最初に表示された画面が一番下になり、今見えている画面が一番上になります。
push・popとは
画面遷移を実装するために、pushとpopというメソッドを使います。
pushは画面遷移するときに使うメソッドで、先ほど説明したように、遷移元の画面の上に、遷移先の画面がかぶせます。
popは遷移前の画面に戻るメソッドで、かぶせた画面を削除します。
つまり、画面遷移した後に前の画面が後ろで残るということです。
画面遷移で前の画面の削除ができないと困ること
前の画面が後ろで残ると何が困るかというと、例えば、前の画面で音楽や音声付きの動画が再生されたままになると、遷移先の画面で、前の画面で再生された音が流れ続けます。
対応策
- FlutterFlowの画面遷移アクションのオプションでReplace Routeを指定する。
- FlutterFlowからソースコードをダウンロードして、Flutterで対応する。
- pushNamedAndRemoveUntilを使う。※Navigation 1.0準拠
- packageのgo_routerにあるcontext.goを使う。※Navigation 2.0準拠
push・popを理解した上で適切な実装をしていきましょう。
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