AWS SAP認定試験をAWS未経験者が3週間で合格した勉強法
はじめに
この記事では、AWS SAPの試験を受けるにあたり、主に以下のことについて記してあります。
ただ、あくまで個人の主観ですので、ご参考までにお願いいたします。
- おすすめの学習教材
- 合格に必要な勉強量
- 合格するための勉強法
- 実際に受けた試験の難易度
- 試験中のコツ
読者の前提知識
- AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA) を合格した方、または合格できる知識を持った方
私の背景
- 21新卒のプログラマーとしてITの会社に勤めています
- 実務でAWSなどのインフラ経験は全くなく、プライベートで触ったことがある程度
(SAPでは知ってて当たり前のような基本知識しか有していませんでした) - 資格等はAWSの試験を受けるまで1つも持っていない
資格の取得状況は以下のようになっています。SAPを取るまでに3週間、SAAを取るまでに2ヶ月ほどかかりました。ただ、勉強時間に関してはどちらもあまり変わりません。
試験結果は以下の通りです。
おすすめの学習教材
私は、以下の教材を使用して学習しました。
Udemyの学習教材については、割と必要のないという方が多い印象でしたので利用しませんでした。
1. AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説~ 【有料】
SAPに合格した方達の多くが、こちらの書籍で学習していたので購入しました。
内容としても、最初に試験範囲のざっくりとした知識を学習でき、演習問題や模擬試験に関しても本番の試験に近い形式、難易度で出されるのでかなり役に立ったと思います。
2. AWS WEB問題集で学習しよう 【有料】
こちらは、1セット7問形式で学習できるWebサービスになります。
1問ごとに答えと解説がわかるため、隙間時間を使って学習することができます。
問題についてもかなり本番の試験と近い難易度で、ほぼ同じ問題などもいくつか出題されました。
3. AWS Black Belt 【無料】
こちらは、公式が提供しているAWSサービスの資料などをまとめたサイトになります。
動画で学習することもできるのでより体系的に学べると思います。
私の場合は、IAMの権限周りやSAML認証の概念がどうしても理解できず、こちらの動画を見たところ非常にわかりやすく理解できたのでおすすめです。
4. AWS Skill Builder 【無料】
こちらは、AWS認定の模擬試験になります。
以前まで有料でしたが無料で受けられるようになりました。
20問しか出題されませんが、本番前に一度受けておくと良いかもしれません。
合格に必要な勉強量
私の場合、3週間(約51時間)ほど勉強しました。
- 平日:2時間
- 休日:3〜4時間
合格するための勉強法
各学習教材を下記のような配分で学習をしました。
1つひとつわからないサービスや用語は調べならが進めたので、1周目はかなり時間がかかりました。
答えを丸暗記ではなく、説明できるまで理解することで合格に近づくと思います。
- AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説~
- 1〜3章を1周
- 4〜8章の演習問題を2周
- 模擬試験を2周
- AWS WEB問題集で学習しよう
- #30〜64を2周
- #25〜29を1周
- 模擬試験を1周
- AWS Black Belt
- AWS Identity and Access Management (AWS IAM) Part2
- AWS Skill Builder
- 模擬試験1周
私が実際に学習した流れは以下のとおりです。
- AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説~(以下、SPA書籍) の模擬試験以外を1周
- AWS WEB問題集で学習しよう(以下、WEB問題集) の#30〜64を1周
- AWS Black Belt でIAMのYoutubeを1回視聴
- WEB問題集 の模擬試験を1回
- SPA書籍 の演習問題を1周(2周目)
- WEB問題集 の#30〜64を1周(2周目)
- SPA書籍 の模擬試験を1周
- AWS Skill Builder を1周
- WEB問題集 #25〜29
- SPA書籍 の模擬試験を1周(2周目)
- 本番試験
また、勉強方法についてはこちらの合格記が非常に参考になりました。
実際に受けた試験の難易度
- 全体的に学習教材の模擬試験よりもほんの少し簡単
- 問題の文章量は模擬試験より短めのものが多い
- 模擬試験とほぼ同じ問題が5,6問ほど
- 模擬試験と似たような問題が半数ほど?
- 意味すら全く理解できない問題が3,4問ほど
私の場合、模擬試験等で一度も合格したことがない状態での本番試験だったため、全く自信がありませんでしたが、間違った箇所を説明できるまでしっかりと復習することで、本番では初見の問題でもある程度対応できました。
試験中のコツ
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1問2分ペースを心がける
見直し等の時間を含めると、2分ペースで解かないと間に合いません。ただ、2分以上かかっても後回しにせず、解いた方が良いと思います。見直しの時には問題文を忘れてるので読み直すことになり、ロスにつながります。 -
長い文章の問題は要所のみ理解する
私の場合は、先に最後の文(要件)を見て、最初もしくは中間あたりの文を読むやり方で解いていました。または、先に選択肢の文を見るのもありかもしれません。 -
わからない問題や複数回答の問題は消去法を使う
わからない問題でも消去法を使うことで、割と2択まで絞れると思います。複数回答の場合も消去法の方が早く解ける場合がありますので、半分くらいの問題は消去法で解いたと思います。 -
何を問われているのかをよく確認する
最後の文(要件)のことです。コストと可用性どちらを優先した方が良いのかなど、迷う選択肢などが出てくると思いますが、問題文をしっかり読んで要件を理解することが大事です。 -
休憩を挟む
試験が180分もあるので集中力が持ちません。焦っている時こそ、見落としが多くなるので時間に余裕がなくても休憩を挟んだ方が良いと思います。
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