【VScode】ImageMagickの導入
VScodeにgit clone
したアプリをrails s
でブラウザに繋いだ際に、エラーが出てしまいその原因がImageMagickにあったため、今回はその導入の仕方について復習します。
前提
- VScode導入済み
- Dockerを使用したコンテナ内にクローンする場合
エラーの内容
git clone
したアプリをrails s
でブラウザに繋いだ際に、下記のようなエラーが出ました。
MiniMagick::Error in Users#show
Showing /workspaces/DWC-Ruby.ver/meshiterro/app/views/users/show.html.erb where line #4 raised:
You must have ImageMagick or GraphicsMagick installed
こちらのエラーは、ImageMagickがインストールされていないため発生するエラーとのこと。
AWSなどのクラウド環境を使用している場合は、環境構築時にImageMagickがインストールされていることが多いとのことで、今回は環境が違ったために発生したことが予想されます。
ImageMagickとは
ImageMagickは、画像を操作したり表示したりするためのソフトウェアです。GIF、JPEG、PNG、PDF、TIFFなど100種類以上の画像ファイルフォーマットに対応しており、プログラム上からの画像の変換・編集などに必要な多数の機能を備えています。
Railsでは
Rails等のWebアプリケーションフレームワークでは、ImageMagickを使用して画像のリサイズ、トリミング、形式変換、合成などの機能を実現することができます。ImageMagickは、RMagickというRubyのgemを使用してRailsアプリケーションで使用することができます。
ImageMagick導入手順
まずは以下のコマンドを実行してパッケージリストの更新をする必要があります。
$ sudo apt-get update
次に以下のコマンドを実行してImageMagickをインストールします。
$ sudo apt-get install imagemagick
解説
sudo apt-get update
コマンドを実行することで、パッケージリストが最新の状態に更新されます。そうすることで、sudo apt-get install imagemagick
コマンドを実行する際に、インストールパッケージが利用可能な状態になります。
パッケージリストを更新すると、新しいパッケージが追加されたり、既存のパッケージがアップデートされたりします。そのため、インターネットに接続された状態でパッケージリストを更新することで、最新のパッケージ情報を取得できます。
パッケージリストとは
パッケージマネージャで利用されるソフトウェアの情報が一覧になったものです。
UbuntuやDebianなどのLinuxディストリビューションでは、パッケージマネージャによってソフトウェアのインストールやアップデートが行われます。
パッケージリストには、利用可能なソフトウェアパッケージの情報が含まれており、パッケージ名、バージョン、依存関係などの情報がリストアップされています。
失敗例
いきなりsudo apt-get install imagemagick
コマンドを実行した場合は下記のようなエラーが出てしまいます。
Reading package lists... Done
Building dependency tree... Done
Reading state information... Done
E: Unable to locate package imagemagick
上記のエラー内容でE: Unable to locate package imagemagick
と表示されている場合は、お使いの環境ではImageMagickが見つからないため、インストールできない状態ということをあらわしています。
参考
Discussion