📑

【AWS】IAMユーザーって?

2023/12/07に公開

IAMユーザーとかルートユーザーとかいろいろ出てきてどれが何?って感じなんで違いや特徴だけさらっとメモします。

IAMユーザーとは

IAM(アイエム)ユーザーは、AWSのIdentity and Access Management(アイデンティティとアクセス管理)の機能の一つです。IAMユーザーは、AWSリソースへのアクセスや操作を行うために使用されるアカウントです。

IAMユーザーの使用場面

IAMユーザーはAWSアカウントのアクセス制御、セキュリティ強化、自動化、監査と追跡など様々な目的で使用されます。

1.アクセス制限

IAMユーザーは、AWSリソースへのアクセスを特定のユーザーまたはグループに制限するために使用されます。チーム内のメンバーや外部の関係者に必要なアクセス権限を与えることで、AWSリソースの適切な利用とセキュリティ確保を実現します。

2.レポートと監査

IAMユーザーを使用すると、個々のユーザーのアクティビティやアクセス履歴を追跡することができます。これにより、リソースの使用状況やセキュリティ上の懸念を監視し、必要な場合には適切な措置を講じることができます。

3.プログラムと自動化

IAMユーザーのアクセスキーとシークレットアクセスキーを使用すると、プログラムやスクリプトを作成してAWSリソースを自動化することができます。例えば、アプリケーションのデプロイメント、バッチ処理、バックアップなどを自動化するために使用できます。

4.多要素認証

IAMユーザーには、多要素認証(MFA)を設定することができます。MFAは追加のセキュリティ層であり、アカウントの不正アクセスを防ぐために使用されます。

ルートユーザーとIAMユーザー

  • ルートユーザー
    AWSの全ての権限を持つユーザー。アカウントの作成時に設定したメールアドレス。
  • IAMユーザー
    必要最低限の権限から管理者権限まで自由に設定可能なユーザ

ルートユーザーとIAMユーザーの違い

1.権限

  • ルートユーザーはAWSアカウント全体の管理者であり、すべてのAWSサービスとリソースに対して完全なアクセス権限を持っています。
  • IAMユーザーは、特定の権限を持ったユーザーアカウントであり、必要な権限を割り当てることができます。そのため、IAMユーザーはAWSリソースへのアクセスを制御された範囲で使用することができます。

2.セキュリティ

  • ルートユーザーのアクセスキーとシークレットアクセスキーは、アカウント内のすべてのリソースにアクセスできるため、セキュリティ上のリスクが高いです。
  • IAMユーザーはそれぞれ個別のアクセスキーとシークレットアクセスキーを持っているため、各ユーザーのアクセスを独立して管理することができます。また、IAMユーザーにはパスワードポリシーやMFAなどのセキュリティオプションを適用することもできます。

3.監査と追跡

  • ルートユーザーのアクションはアカウント全体に関連付けられるため、特定のユーザーの行動を特定することが難しくなります。
  • IAMユーザーは個別に識別できるため、アカウント内のアクションや変更の追跡が容易.

感想

DWCに受講し始めてから当たり前のようにルートユーザーでログインをして作成していましたが、
アクセス制限等のセキュリティ面を考えた際に、実際に社会に出た際はIAMユーザーの使用頻度が多くなるのだろうなと今回調べていて思いました。今後も一つ一つピックアップして復習していこうと思います。

参考

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/IAM/latest/UserGuide/id_users.html
https://style.potepan.com/articles/34266.html
https://maku.blog/p/4c7sdwg/

Discussion