UTMについてその1
はじめに
こんにちは。皆さんは仮想化と言われて何を想像するでしょうか?
恐らく、PCを触ったことのある方はVMwareなどの仮想環境ソフトを思い浮かべるだろうと思います。
そして、MacがMシリーズチップを採用したときに恐らく皆さんは仮想化はできないものだろうと思ったでしょう。
ですが、今回MシリーズMacでも、使える仮想化ソフトを発見したので紹介していきたいと思います。
それでは初めていきましょう。
今回の解説で掴んでおきたい言葉
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仮想化
PCの中に、複数のPC環境を用意してやることによりOSを複数同時起動させる技術です。 -
AWS
Amazonによるクラウド事業だと思ってください。 -
QEMU
仮想化を行うときに基本的には使用する基幹的な技術です。 -
Hyper-V
QEMUがLinuxやUnixなどのカーネルを搭載したOSで仮装環境が動作する時の基本構成とすると、Hyper-vはWindowsで仮想化を実行するときに用いられている技術であると思ってください。 -
OSとは
Linux(厳密には異なるが今回は同じとする)やMacOS,Windowsなどを指す。
仮想化って?
改めて、もう少し詳しく仮想化について説明を行おうと思います。仮想化とは簡単に説明するとCPUに搭載されている機能によりメインのOS(ホスト)の内部にサブのOS(ゲスト)を共存させて両方を起動する技術です。別の技術としてデュアルブートというものがあります。
しかし両者には簡単に説明するにしても大きな違いがあります。
簡単に説明すると、仮想化の場合はホストとゲストのOS2つが入っています。
そして仮装環境というものの特性としてホストの内部にゲストが入っているためホストが動いていないと動きません。
UTMってどんな仕組みで動くの?
仮想マシンの仕組みとして、x64CPUの内蔵機能を使って、仮想化環境を実行する技術です。
ここからもわかるとおり、本来は、Aarch64のCPUではサポートされていないはずなのです。
しかし、AppleのMシリーズにはQEMUをカスタマイズしたソフトであるUTMをインストールすることでx64のゲストも実行することが可能となっています。
動かしてみた、感想
正直、とても驚きました。
速度的な面では仮想化は全く問題がないというのは普通なんですが、シミュレーションも高速で使えます。
そのため、Macは思った以上に高負荷をかけるようなものを実行できるようになっていますし、Armを搭載したパソコンを持ってみたいけど、って方でもおすすめできます。
それぐらい、UTMがWindowsで使うような、Hyper Vなどともいい勝負をしているなと思いました。
まとめ
今回は、簡単にUTMというソフトウェアについて紹介してきました。
UTMは、Macの性能を最大限に活用するためのツールであり、Armを搭載したパソコンを持ってみたいけど、仮想環境が支えなさそうだからやめようと思っている方にでもおすすめできます。
それぐらい、Macライフが快適になるものでした。
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