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3Dデザインの革命!!Shaper3D"

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はじめに

こんにちは突然ですが私、3Dプリンターを買いました。
そんな私ですが、3Dデータの作り方を最近まで何も知りませんでした。
そのため、ちょっと調べてみたところ非常にハードルが高いソフトが多い中でなんとか使えそうなものを見つけたので紹介していこうと思います。

そもそも3Dデータってどうやって作るの?

ここから私は躓きました。
とにかく調べてみると、まずCadソフトというソフトで3Dのデータをを作りそれを3MFSTLという形式で書き出します。
そのデータをスライサーというソフトでg-codeというものに変換して作るらしいです。
はい、まずこの時点で泣きそうになりました。
実は私、このCadというソフトが大の大嫌いで操作するときの感覚などがどうしても慣れませんでした。
3Dプリンターを持っている方や3Dグラフィック関係の仕事の方はわかると思います。なら、blenderで作ればいいじゃん。
ということで試しに作ってみました。

Blenderを試す

(一瞬、blenderの話になるので興味のない方は次の章まで飛ばして下さい。)
ということで早速blenderをインストールしてみました。
先に、結果を言います。皆さんもお気付きだと思いますがダメでした。

ダメだった理由

  1. mm,cm,mの指定ができない
    この時点でかなりの痛手になりました。
    寸法を図り正しい値で出さないと使えないようなものを作る時にこの値のズレは大きな問題につながるからです。
    ですが、ファイル出力時に寸法データを付属させないSTLでの出力時にはあまり気になっていない点でした。
    大まかな寸法で問題のないフィギアなどではアニメーションを操作するblenderの方が向いているのではないかとも思いました。
  2. スライサーソフトに入れると謎の長方形が生成されていたり、壊れている場合がある
    マジで、これが辞めるきっかけになりました。
    意外に寸法の点でダメ出しをしましたが、それよりも酷いのがこの点でした。
    もちろんこれはどのソフトでも起こるときは起こります。ですが、Blender自体が、3Dプリンター用のソフトでないと言う点から、この問題が桁違いに多いのです。
    他のソフトでは10回に1回出るか出ないかのエラーが確実に10回に1回は発生するぐらい高確率でした。
    このエラーは本当にむかつきのものになりました。
  3. 処理が全体的に重い傾向があり尚且つデータの量が大きくなる傾向もある
    これは、高性能なソフトであるから仕方がないと言うこともできるのですが、とにかく重いです。
    丸みを持たせる処理を行う場合にもどうしても重くなります。
    パソコンが固まってしまいます。
  4. 操作系がかなり独特
    3Dデータを作るために全て覚えようとすると半年近くかかります。
    最低限勉強をすればいいと言う方もいるのですが、その最低限が作りたいものによって異なるので、あまり人のやっていることを参考にできないと言う点が一番私は困りました。

こんだけ散々ダメ出しをしてきましたがBlender自体は超高性能なソフトであることは間違いありません。
そのため、今からは予想以上に使っていて便利だなと感じた点を解説していきます。

よかった点

  1. 完全無料で使える
    この点は最も大きな利点になりました。
    Blenderは世界中の有志の方々によってサポートされているのでコミュニティのサポートによって日本語版などもすごく活発な開発がされているため、有償ソフトにも引けを取らない完成度となっています。
  2. 拡張機能が優秀
    これにはとても驚きました。有償で提供されていてもおかしくないような機能が無償で提供されているのです。
    個人的にすごいと思ったのは特定の座標を指定してその部分の3D Mapを作ると言うものです。
    これを、無料でつくれていると言うのはほとんどみたことのないものなので、改めてコミュニティの広さを実感しました。
    さらに、初期では扱えないファイル形式も拡張機能で補うことで対応することができます。ここまでの拡張機能は他のソフトではそう簡単にはないと思いました。
  3. フィギアなどを作る場合は直感的にできる
    何というか、もうblenderの得意分野です。
    アニメーションを作るために作られたようなソフトなのでやはりこの分野は強いです。

FreeCadを試す

これも有名な無料で使えるCadソフトです。
もう結論を言います。
ダメです。
操作感覚は昔触ったJW_Cadのような感覚でした。
私としてはかなり上級者向けでした。

他のいろいろ試してみる

有名どころは他の人も試しているのでこれ以上は省略します。
とにかく感じたことは、慣れないと操作しにくいと言う点です。多分私の苦手な分野の一つにCadがあるんだとは思います。

ここに現れた救世主

他にもいいやつないかなとネットを漁っていると、iPadで使えるCadと言うものを見つけましました。
Shaper3Dという3D Cadです。前述した通り私はCadが嫌いです。
ですが、これは一味違いました。
何せ、操作方法が今までのものと全く違いました。
手でさわれば、回転する。
ペンシルを使えば、スケッチをする。スケッチしたものを引っ張るだけで3Dになる。
今までの、モノと違い粘土をこねるかのような操作性を発揮してくれました。
興味ある人はこちらの公式の出している動画を見てください。いかに、今までのものと違うかがわかるはずです。
https://www.youtube.com/watch?v=aveC1Z7r0Vw
粘土をこねるみたいと言いました。
本当にその通りで小学生や中学生にやってもらっても楽しめるのではないかと思うほどに楽でした。
本当にすごいのはiPad,Mac,Windowsで使用できる点です。
これらのマルチプラットフォームによって学校に行く時間にも作ることができて、帰ってきてスライサーソフトに読み込ませて3Dプリンターで作るということが可能になっています。
こんなに、簡単な方法は他にはないと思います。
そして、学生にはとても嬉しいモノとして、無料で全ての機能を使えるというメリットがあります。
そのため、合うか合わないかわからなくてもとにかく試すための敷居が低くなります。
さらに、このソフトを使ってから前述したFree Cadをを使ってみると何となく概念的なものが理解できるので初心者の勉強用にもとても心強いと感じました。

まとめ

Shaper3Dは私のような、3Dデータにあまり触れたことのない人間にはとても心強いモノであると感じました。
しかし、曲線的なものを書くときにあまり向いていないのか少々書きずらいなと思う点もありましたので、仕事として使う分には商用のCadソフトなどを使うべきなのかなとも思いました。
ですが、とにかく中高生や初心者の方には触れやすいものではないかという感じでとてもよかったです。
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