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1ヶ月で基本情報技術者試験に合格する勉強法

2024/12/25に公開

基本情報技術者試験は、IT分野でのキャリア形成を目指す多くの人にとって重要なステップです。
今回は、情シス経験半年で合格した筆者が実践した、効率的な勉強法を紹介します。
この記事では、特に短期間(1ヶ月)で結果を出すための具体的な手順を解説します。

【科目A対策】1~2週目

1週目: YouTubeでインプット

初めの1週間は、YouTubeを活用して基礎知識をインプットします。
おすすめのチャンネルは、「【基本情報技術者試験YouTuber】すーさん」です。
このチャンネルの【A試験】再生リストをすべて視聴してください。

学習ポイント:

1. 練習問題は必ず手を動かして解く

動画の最後に用意されている練習問題は、動画を一時停止して必ず解きましょう。
アウトプットを重視することで、知識が確実に定着します。

2. 間違えた問題は解説を再視聴する

解説を理解したうえで、もう一度問題を解き直しましょう。

これを繰り返すことで、基礎力を固めることができます。

【基本情報技術者試験YouTuber】すーさん

https://youtube.com/@kihonzyouhou?si=A2AQjRKdT_n9_O-k

2週目: 過去問道場をひたすら解く

2週目からは実践的な演習に取り組みます。
使用するのは、「基本情報技術者過去問道場」という無料の学習サイトです。

学習ポイント:

1. 会員登録を行う(無料)

会員登録を行うと間違えた問題に絞って出題できます。
苦手を1つずつ消化していきましょう。

2. 目標は100問解いて正答率80%を安定して取ること

大数の法則に基づき、少ない問題数ではなく100問以上解いて実力を確認しましょう。

学習の工夫:

1. 情報技術の動向は早いです。出題回はおすすめに絞りましょう。

2. 紙とペンが用意できない状況では計算問題を避ける設定で解き、机で集中できる時間には計算問題を重点的に練習します。

3. 苦手分野を優先的に解くことで効率的に弱点を克服しましょう。

2週間目以降も、継続して過去問に取り組むことで実力を伸ばすことができます。

基本情報技術者過去問道場

https://www.fe-siken.com/fekakomon.php

【科目B対策】アルゴリズム問題の解き方を習得:3~4週目

科目Bの特徴:

⚫︎セキュリティ問題は、科目Aでの基礎知識があれば常識的に解ける内容が多いです。
⚫︎アルゴリズム問題が科目Bの鬼門です。

1. サンプル問題で基礎を固める

まずはIPA公式のサンプル問題を解いてみましょう。
答え合わせの際、解説は見ないでください。
個々の問題の解き方よりも【アルゴリズム問題の解き方】を習得することが重要です。
また、解説を見てしまうと、その問題は簡単に解けるようになるため、2周目以降は解いても意味がなくなってしまいます。

2. アルゴリズム問題の解き方

アルゴリズム問題では次の2つに対処する力が求められます:

1. プログラム穴埋め問題

選択肢を試しながらトレースし、正しい出力が得られる選択肢を特定します。

2. 戻り値を答える問題

引数を用いてプログラムをトレースし、答えを導き出します。

上記の【アルゴリズム問題の解き方】に重きを置いて問題演習に取り組んでください。

トレースとは

トレースとは、プログラムの各ステップを手順通りに追い、入力データがどのように処理されるかを確認する方法です。
これを徹底することで、プログラムの動作を正確に理解できます。

基本情報技術者 科目B サンプル問題

https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/henkou/2022/gmcbt80000007cfs-att/fe_kamoku_b_set_sample_qs.pdf
https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/ps6vr7000000oett-att/fe_kamoku_b_sample.pdf

【まとめ】勉強スケジュール例

⚫︎1週目:YouTubeで基礎知識をインプット
⚫︎2週目:過去問道場で実践演習
⚫︎3~4週目:過去問道場と科目B対策を並行

以上の方法を実践すれば、1ヶ月での合格も十分可能です。
合格を目指して、ぜひ取り組んでみてください。

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