テックカンパニーを目指して
エンジニアたるもの、一度はテックカンパニーを目指したいと思ったので「テックカンパニー」について考えました。
GoogleやAmazonなどのGAFAMと呼ばれる巨大IT企業が印象的ですが、世の中には他にもたくさん技術を活用している会社はあります。 現状「テックカンパニー」の明確な定義はなく、人それぞれの思いや考えがあると思うので、自分の中である程度納得できる内容を考えました。
テクノロジーを積極的に利用して事業を行う
事業の中にテクノロジーを利用していることは、最低条件だと思います。
「手作りを大切にするパン屋」がテックカンパニーを名乗るのは無理がありそうです。
もちろん、パンを売る時にテクノロジーを利用することはできますが、事業の中核である「手作りパン」にテクノロジーを利用することは難しそうです。
また、事業の作り方に関しても「既存の事業をテクノロジーで効率化する」よりも「世の中の課題をテクノロジーでどのように解決するか」のアプローチをとっている会社の方がテックカンパニーとしてはより良く感じます。
テクノロジーを利用する利点
テクノロジーを利用する利点と大きいポイントとしては、
- 圧倒的なスケールのしやすさ
- 圧倒的な変化のスピード
などがあるのではないでしょうか。
飲食店などの場合、生産・物流・店舗などを確保する必要があり、規模を大きくするにはそれ相応の時間とお金がかかります。
インターネットを利用する事業であれば、秒単位でユーザーが増減し世界中の人に利用してもらうこともできます。(もちろんインフラなどのリソースは適切に確保する必要があります)
変化のスピードも凄まじく、数時間前の機能が変更されていると言ったことも頻繁あります。
(変化しやすいが故に障害が広がるスピードも早い課題もありますね)
このスケール、スピードを対応、活用できる企業こそ、テックカンパニーの目指す姿のような気がしました。
技術の成長、発展に投資、貢献している
技術を利用して事業を行う上で、技術そのものを成長させることに投資、貢献していることも重要だと思います。 技術の変化は凄まじいため、変化できる会社と変化できない会社には天と地の差があります。
変化するためには継続的に成長する必要があり、成長するためには継続的な投資が必要です。
投資、貢献に関しては、社内レベルと世界レベルの二段階があると思いっています。
社内レベル
社内レベルは、会社内や事業内に対するものです。 事業を継続、成長させるために必要であり、事業の中核を担う技術研究などがあると思います。
- 学習・資格取得補助
- 技術研究
世界レベル
世界レベルは、技術コミュニティに対するものです。技術コミュニティを成長させることで、結果として事業の継続、成長に反映します。
OSSの利用は、コストが抑えられるなどのメリットがありますが、OSSの開発が停止した場合や問題が発生した場合には事業の継続性に影響があります。 OSSを利用するだけでなく、OSSを利用してあげた利益の一部をOSSや技術コミュニティに還元することは積極的に行っていきたいところではあります。
- OSSの公開
- OSSへのコントリビュート
- OSSやコミュニティへのスポンサード
- 技術記事やコンファレンス
- 論文などでの技術公開
細かく見れば他にも色々な思いや考えがあると思いますが、簡単にまとめてしました。
自分も世界に技術で貢献できるように目指したいです。
Discussion