Platform Engineering Kaigi 2024 運営しました
まえがき
今回は Platform Engineering Kaigi 2024 に運営メンバーとして参加したので、何をやって何を思ったのかとかをつらつら書いていこうと思います。
開催するまでにやったこと
名前を考えました
ワタシは、 「Platform Engineering Kaigi」 という名前を提案しました。
元々、いくつか名前の案が上がっていたのですが、どれもそれぞれが微妙に納得できず、「海外のイベントと被らないようにしたい」、「名前からカンファレンスの内容がイメージしにくい」などなど、色々ありました。ワタシもいい名前が思いつかなかったのですが、ふと思いつきで「ダークホース枠で『Platform Engineering Kaigi』 を提案してみます」と Slack に書いたところ、それが満場一致で採用されました。
ちなみに元ネタとしては、TL に流れてきた PHPer Kaigi 2024 の告知です。「よくよく考えたら『Kaigi』ってインフラ系のテックカンファレンスで聞いたことないなー」とか思いながら提案した記憶があります。
結果として、賛成していただいた方の意見をざっくりまとめると Kaigi は海外のイベントと被りようがないですし、程よくカンファレンス感もありつつ、適度な温かみを残すいい名前になったんじゃないかと思います。
本を書きました
ワタシは、 Real World Platform Engineering という本の編集を行い、技書博と技術書典で販売しました。
ざっくりとしたコンセプトとして、「Platform Engineering についてそれぞれが考えていること、感じていることを経験ベースで書いていくアンソロジー本」という感じになっていました。ワタシ自身、締め切りをクソ早く設けがちで、執筆自体は3月末を締め切りにしていたのですが結局内容のレビューやらまえがき・あとがきやらと色々やっていたら結局ギリギリまでやっていたのでこんなものかな、という温度感で見ています。
この辺のスケジュール管理については、ボカロのコンピレーションアルバムを作る時のノウハウとほぼ同じ(といっても、ワタシは単に参加する側でコンピレーションアルバムを取りまとめる側は横から見ていただけなのですが)なので、どのタイミングでどのような連絡をするかはあまり困らずにできたと思います。
CfP を選ぶための票を入れました
ワタシは、60 を超える CfP の山の中から個人的に刺さったプロポーザルに票を入れました。
前述の本にも書いたのですが、元々「Platform Engineering ってなんだ?」というところから運営に参加しているので、正直「CfP 集まるのか?」とか思いながら待っていて、最初の方はなかなか集まらなかったことをよく覚えています。
しかし後半になって一気に増えてきて、最終的に 60 以上の CfP が集まりました。
「いや、というかみんなそんなに Platform Engineering 実践しているんだ...」というのが 60 を超える CfP をみた正直な感想でした。途中 CfP の数が急増する前にワタシも試しに書いてはみたのですが、募集終了する頃にはこれは厳しすぎるな〜などと思っていたりしました。
何がともあれ、プロポーザルからセッションを選択するのは運営メンバー全員で行いました。一人 6 票で投票していき、最終的に票の多い順で選んでいきました。
最終的に全員が投票した後で蓋を開けてみると、ワタシが投票した6セッションのうち、4セッションが通過していたので、倍率10倍越えの CfP の中でも特に際立って輝いていた CfP だと思ったのと同時に、「みんな見ているところは同じなんだなあ」などと思ったりしました。
どちらかといえば、 通らなかった CfP の中でもいいセッションが紛れていたのでは?と思わないでもないのが難しいところです。
カウントダウン動画を作りました
ワタシは、ちょっとした憧れだったカウントダウン動画を作りました。
元々、今回のイベントに参加するきっかけとなったのは去年の Cloud Native Days の懇親会でのやりとりだったのですが、 Cloud Native Days でのカウントダウン動画を見ながらこういう動画作りたいなと思ったりしました。
というのも、かさいは元々ボカロ P で動画を作ることが多かったので、これだけ大きなスクリーンで自分の動画が再生されたらいいなあ、と思っていたのです。
そんな中で舞い込んできた話だったので、めちゃくちゃモチベーションが高く進めていくことができました。
自分が今できる中で最善のものを作り上げたつもりなのですが、伸び代しか感じていないので次回作る機会があればもっとかっこいいやつを作りたいと思っています。
司会進行をしました
ワタシは、少し背伸びをして司会進行を買って出てみました。
司会進行の仕事はいくつかあるのですが、トランシーバから流れてくる指示に合わせて配信や会場スクリーンの画面切り替えの指示を配信卓に並んでいる配信担当に出したり、質疑応答の司会や会場アナウンスなどを行いました。
最初(主に午前中)はかなり困惑しながら作業を行っていたのですが、午後は次第に慣れてきて意外とどうにかなるものだな、と思いながら作業をしていました。
配信トラブル自体もなくはなかったのですが、それでもほぼ滞りなく進めることができたので配信チームには感謝するしかありません。
当日傍からセッションを見ていた感想としては、 Track B にいたので見てみたかった Track A のセッションなどは後からアーカイブを見るしかないのですが、Track B 単体で見てもかなり面白いセッションが目白押しだったように思います。
Track A アーカイブ
Track B アーカイブ
(改めてみるとかさいのアナウンス噛みすぎだなあ、次回はもう少し直したい)
あとがき
個人的に思い返すと色々思うところがあるのですが、今回は Platform Engineering Kaigi に直接関係する範囲ということでこれくらいにしようと思います。
Discussion