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ノーコードWebサイト制作について(楽がしたい)

2022/12/25に公開

概要

Web 制作系のノーコードな SaaS が群雄割拠していてよく分からんので、自分なりにまとめてみる。独断と偏見に満ち満ちてることに留意してほしい。

一覧

以下のような項目で比較表を作成してみた。サラッと見た感じなので、プランによっては出来ることもあるかもしれないことに留意して頂きたいと思う。

基本的に、free プランでは、それぞれのプラットフォームのバナーがサイトに表示されるものとして考えると良い。そのため、少なくとも 1000 ~ 3000 円程度の月額を考えると良いのかもしれない。また、基本的なレイアウト・画像のテンプレートはどのプラットフォームでも提供されているため、そういったところではあまり差は出ないようように感じる。

一部ノーコードとはいっても HTML/CSS の知識を要求されるものもあるが、そもノーコード系サービスを選択したい場合は、あまりそうした知識を要求しないサービスの方がリリースが早くて良いと考える。

項目 EC free プラン HTML/CSS 知識
Webflow 必要
Wix
site123
ジンドゥー どちらでも良い
STUDIO 必要
ペライチ
Shopify どちらでも良い
BASE どちらでも良い
Notion
Wordpress 必要

各項目別所感

Webflow

ノーコード系だと結構有名どころのイメージ。基本的には HTML/CSS の知識を強いられるイメージがある。「オリジナリティのあるサイト」を段階的に目指すのであれば良いのかもしれない。ただ、設定項目が多いということはメンテナンスが面倒であることと同義なので、そうした手間を惜しむ人は手を出さない方が無難な気がする。

Wix

最近は Wix のように、質問をいくつか答えていくとサイトが作成されるものが多いため、これが強い特徴になることが少なくなってきている気がする。ただ、帯域幅が無制限であったり、EC の構築のしやすさは Wix は結構あるように感じる。顧客アカウント機能が観測できるのは Wix らしさかもしれない。

site123

これも Wix のように質問をいくつか答えてサイトが作成されるタイプ。EC についても構築可能で、プレミアムプランでも$7.8 なので、結構安い。ただ、EC 部分の設定は少しやりづらさを感じた。ドル円が今の状態でも(2022/12 現在 132 円/ドル)十分安い部類だと思う。他アカウントへの移譲もやりやすそう。

ジンドゥー

こちらは二つの作成方法が提供されており、 「Wix のように質問をいくつか答えてサイトが作成されるタイプ」と、「コンポーネントを指定して配置していくタイプ」がある。どちらにせよテンプレートが用意されているので、作成する上で苦になることはほとんどないように感じる。予約システムはどちらでもできそうだけど、「コンポーネントを指定して配置していくタイプ」でないと EC サイトは作れない様子。楽をしたい場合、後述のペライチを使用する方が良いかもしれない。

STUDIO

こちらもノーコード系の有名どころで、国産。こちらも基本的には HTML/CSS の知識を強いられるイメージがある。EC サイトは作成できないので、基本的には LP 等の作成に使うものの様子。こだわりが強くなるようなら Webflow の方を使用した方が良いと思うので、どういう温度感で使用すると良いかが難しい。国産であることが良いところだと思うが、それも楽をしたいならばもっと楽が出来るものがあるので、そちらの方が良いと思う。

ペライチ

こちらも国産 SaaS。基本的な機能は押さえられれているイメージ。ビジネスプラン(年払いにすると、現在 3940 円/月)であれば、あらかたのページは作成できそう。単純な LP だとライトプラン(年払いにすると、現在 1465 円/月)で十分だけど、こちらだと少しだけ割高感を感じなくもない。ただ、国産なので、日本語のドキュメントが多いのは、いくらか安心感があるのかもしれない。

Shopify

EC サイトを作るサービスだとこれがデファクトスタンダード感がある。コーディングすることも出来るので、カスタマイズや機能拡張したい場合にも対応できる。POS 機能も提供しているので、実店舗がる場合にも利便性は上がるものと考える。何店舗も抱えるようなところや事業規模が大きいのであれば、100 万円位(規模にもよるので、多くて 300 万くらいは見ておいた方が良さそう)を用意して shopify で構築してもらうのが良いかもしれない。ただ、その場合もマーケティング戦略上で判断する必要があると思うので、他 SaaS を採用した際よりも計画を立てる必要がある。

BASE

こちらも Shopify 同様 EC サイトを作成する SaaS。コーディングすることも出来るので、カスタマイズや機能拡張したい場合にも対応できる。機能拡張も、アプリ選択するみたいに追加できるみたいなので、その辺りは使い勝手が想像しやすそう(有料のモノもある。ただ、機能単位の課金は分かりが良い)。スタンダードプランは、月額 0 円の代わりに決済手数料が高めに設定されている。実店舗がない・事業が急に拡大するものではないという所では、Shopify よりもスモールスタートしやすそう。

Notion

こちらは厳密には Web サイトを作るような SaaS ではないですが、コンテンツのみを単純に管理・公開するだけなら必要十分条件を満たせると思う。ただ、少しでもレイアウトを気にする場合は、他の SaaS を利用した方が良いと思う。

Wordpress

こちらも厳密に言うと CMS なのですが、ノーコードにサイトを作成できる意味では一応触れた方が良いと思ったので。自分としては Wordpress の構築等々も面倒に感じるので、あまり使用したいとは感じない。ただ、テーマやプラグインの数などは他と比べると圧倒的に多い上、これで仕事をしている人たちも多いので、100 万円程度用意できるのであれば、Web マーケティング含めて頼んでしまうのは手ではある。ただ、それはこの記事の流れとあまり関係がないので割愛する。個人的に「Cocoon」というテーマは結構好きなので、そちらを使うなら個人的には一考の余地あり。

おわりに

個人的な見方として、単純な HP/LP を作成するなら

  • site123:とにかく安く公開する場合はこっち
  • ジンドゥー:少しこだわるならこっち

が良さそう。また、この二つはサイトの譲渡も簡単そうだったので、構築代行する場合にも良さそう。

EC サイトを作りたい場合は、

  • BASE:スモールスタートするならこっち
  • Wix:顧客アカウント機能が欲しい場合はこっち

辺りが温度感も含めて良いと思う。

基本的に、構築することに関しては省力化することはできるが、コンテンツの作成(画像や文章など。こちらを別の言い方をするのならばブランディング作業になるかもしれない)や運用計画が難しいところなので、構築にお金をかけない分はそちらにコストを書けるイメージでいると良いと考えられそう。最近の SaaS は SEO のための設定も可能みたいなので、Wordpress を使用しないと SEO が、という事もなさそう。

とりあえずサッと調べた感じだから、そのうち編集したい。

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