URLから「www」が消えた理由
最近ではurlから「www」が消えているものが多く感じます。
では、なぜ「www」が消えたのか気になったので調べてみました。
「www」とは
「ワールドワイドウェブ(World Wide Web)」の略でティム・バーナーズ=リーによって1990年代初頭に提案されたインターネット上の情報共有システムのことを指します。
「www」はホスト名の一部で、サブドメインとして扱われます。
例えば、www.example.com
では「www」がサブドメインで「example.com」がドメインです。
なぜ消えたのか
では、なぜ消えたのかというとそれは技術の進化によってユーザーにとって覚えやすい「www」の無い短いURLが実現できるようになったというのが理由です。
まず、クラウドが一般化したことによって、必ずしもURLのホスト部と実在のコンピュータが対応するということもなくなりました。
また、リダイレクト技術やDNSの進化も合わさってユーザーが覚えやすいシンプルなURLが好まれるようになり「www」がなくなったという説が濃厚みたいです。
「www」の注意点
現在1つのサイトを「www」あり・なしどちらのドメインでも運用している場合には以下の理由からSEO的によろしくないようです。
- 検索エンジンからの評価が分散してしまう
- 2つのサイトが重複コンテンツと見做されてしまう可能性がある
そのため、あり・なしどちらでも運用している場合には、どちらでも問題ないので、どちらかに合わせましょう。
「www」のあり・なしを設定する方法
301リダイレクトさせる
301リダイレクト とは、あるURLから別のURLへ恒久的にリダイレクトする設定のことです。
元のURLのSEO評価も引き継げるそうです。
chatGPTさんに聞いたところ、Apacheを利用している場合には、.htaccess
に以下の記述を書けば良いそうです。
wwwありに統一
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example\.com [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://www.example.com/$1 [L,R=301]
wwwなしに統一
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.example\.com [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://example.com/$1 [L,R=301]
canonicalタグを利用する
canonicalタグ とは、検索エンジンに 「このページの正規URLはこれです!」 と伝えるためのHTMLタグです。
類似・重複ページがある場合でも、SEO評価を統一できるのが特徴です。
以下をhead内に記述すると検索エンジンは https://example.com/
を 「正規URL」 と認識します。
<link rel="canonical" href="https://example.com/">
Google Search Consoleを利用する
Google Search Console(グーグル サーチ コンソール) は、Googleが提供する無料のツールで、サイトの検索パフォーマンスを監視・管理・改善 するために利用されます。
こちらのツールを使うことで以下の手順で「www」のあり・なしを統一できるそうです。
- Google search Consoleにあり・なしどちらのサイトも登録する
- ログイン後に画面右上の「サイトを追加」から登録
- サイトの「設定」から「使用するドメイン」画面で、統一したい方のURLを使用するドメインとして選択
まとめ
今回紹介した「「www」のあり・なしを設定する方法」は以下の記事からほぼ引用してきたものなので、もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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