AI動画はここまで来た!Sora2を触ってわかった4つのこと
はじめに
STAR AIの大倉です。10月1日に公開されたばかりの「Sora2」を実際に触ってみたので、今回はその体験をシェアします。
Sora2って何?
OpenAIが2025年10月1日にリリースした映像生成AIの新モデルが「Sora2」です。
前作の「Sora」から大きく進化していて、物理的なリアルさや複数シーンをつないだ一貫性、さらに映像と音声を同時に生成できる点などが大幅にレベルアップしています。
使ってみた感想
1. 映像がめちゃくちゃ綺麗
Sora2では、物体の動きや動作がより自然に再現されます。
以前のAI動画だと「重力を無視した変な挙動」や「ぎこちない動き」が目立ちましたが、それがかなり改善されていました。
例えば「猫が雪の中を走る動画」を生成すると、毛並みがふわっと揺れたり、足跡がしっかり残ったりと、細部までリアルに描写されます。
2. 写真を“動く映像”にできる
Sora2では写真をアップロードして、それをベースに映像化することも可能です。
写真のシーンを軽くプロンプトに書き添えると、まるでその写真が動き出したかのような動画に仕上がります。
これは実際にうちの猫を写真から動かしてみた例です。雰囲気そのままでちょっと感動しました。
3. 著作権的にグレーな使い方もできちゃう
現状、プロンプトに「ポケモン」や「ゼルダ」と入力するだけで、それっぽい映像が簡単に作れてしまいます。
これは正直かなり問題で、今後規制される可能性は高そうです。
コピーではなくても「誰が見ても特定作品とわかる」ような映像ができてしまうので、著作権や商標のリスクは避けられません。
特に商用利用を考えるなら要注意で、最悪の場合は法的トラブルにもつながりかねません。
結局のところ、ユーザー自身のモラルが重要。
「できるからやる」ではなく「やっていいのか」を考えながら使う必要がありますね。
4. Cameo機能で“出演”も可能に
iOS版の「Sora2」にはCameo機能があり、自分や特定の人物を映像に登場させることができます。
ただし肖像権の問題があるので、本人の同意を必ず得ることが前提。勝手に芸能人や第三者を使うのはNGです。
まとめ
これまでAI動画を作るときは「英語で長文プロンプトを頑張る」のが当たり前でした。
でもSora2なら日本語でもけっこうリアルな映像が作れてしまいます。
もちろん、詳しいプロンプトを書いたほうが精度は上がりますが、翻訳ツール(Deeplなど)を挟めば手軽にクオリティを引き上げられるのも便利です。
興味のある方は、ぜひ一度試してみてください!
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