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社内で技術書の輪読会を開催している話

stafes2021/12/03に公開

この記事はスターフェスティバル Advent Calendar 2021の3日目です。


こんにちは、スターフェスティバル株式会社 ソフトウェアエンジニアのYoshifujiです。

弊社では、エンジニアメンバー間で定期的に技術書の輪読会を開催しています。この記事ではその輪読会の取り組みについて紹介します。

輪読会とは

人々が集まって、同じ教科書などの本を読み、その内容について意見を交わすことを意味する語。
事前に決められた担当者が、本の内容を訳したりまとめたりしてから、他の参加者が理解できるように発表する形式がとられることも多い。

引用: webio辞書 - 輪読会

やり方やスタイルは様々です。集まって黙々と読んだり、本の内容について議論したり、担当者の発表をベースに進めたりする形式が多いようです。頻度も毎日行うものから月一ペースのものなど、軽く調べただけでも多種多様なやり方が見つかりました。

自分たちでやるとしたらどういうやり方がいいのか、これといった正解はまだ見出せていませんが、試行錯誤しながらやっていくことにしました。

なぜやるのか

私の本棚には、読みたくて買ったけど読めてない技術書や、お勧めされて買ってはみたものの難解でギブアップしてしまった技術書が所狭しと並んでいます。まとまった時間が確保されたら読もうと思い積んでいるのですが、その難解さゆえに読む速度がなかなかあがらず、いつしかモチベーションが失われていきました。

そんな状況を打破すべく、一人で読むのがどうしようもなくしんどい技術書を社内のメンバー複数人で読み進めて理解したい!モチベーションを落とさず読破したい!と思い立ち、輪読会を始めることにしました。

やり方

人数

参加希望者5~7名。特に制限を設けていませんが、自然と集まったメンバーで開催してます。

特に決めていないと言いつつ、実際に輪読会で行う議論のペースだとこれ以上の人数を会話に交えるのが難しそうなので、実はちょうどいい人数かも?と思っています。人数が増えたら、またやり方を検討しなければなりません。

時間

週に1~2回、朝8:30から1時間を使っています。朝活はすばらしい。一部の朝に強いエンジニア以外は全員吐きそうな顔で登場します。

全員が参加できる時間帯を探すのは難しいので、参加できる人が多い時間帯を選びました。また日中や夜は開発業務やMTGなどに左右され、時間の確保が難しいのではないかと判断しました。

朝に輪読会で技術的な議論をガッツリと行うので、脳にエンジンがかかった状態で業務に入ることができ、その日は午前中からいつもよりモリモリ働くことができそうな気がしています。

進め方

前提として、弊社は働き方としてフルリモートを採用しているため、輪読会もリモートで開催しています。

取り扱うのは毎回1章ずつで、その会の発表担当者がその章をスライドにまとめ、参加者に向けて解説する形で行っています。その他の参加者は事前にその章を読んでおき、疑問点や話したいことがあれば議事録スペースに書き出しておきます。

担当者による発表のあと、あらかじめ用意した疑問点や、発表を踏まえて浮かんだ質問などをもとに、理解を深めるための議論をおこないます。

書籍の選定

弊社のytakeさんにおすすめしていただいた設計にまつわる書籍や、読みたい本のアンケートなどから話し合って選定しました。

これまでに読んできた本

実際に学んだ内容についてはここでは触れませんが、いつかアウトプットできるといいな...!と思っています。

  • ユースケース駆動開発実践ガイド
  • 実践ドメイン駆動設計(現在取り組み中!)

実際にやってみての振り返り

Goodな点

一人だと絶対読みきれない本を読破できる

「なぜやるのか」で書いた当初の目的が、まずは達成できています。分厚く難解な技術書を1章ずつ議論し、詳しいメンバーに教えてもらいながら読み進め、全員で理解を深めることができています。

また1~2週に1度のペースで開催しているので、継続して本を読み続けることができます。一人だとモチベーションを保つのが難しくても、他のメンバーと協力すれば読み遂げることができます。

社内での技術的なコミュニケーションが活発になった

輪読会の開催前よりも、技術的な課題や疑問点についての会話が雑談レベルで交わされることが多くなったと感じています。

発表を担当した章は、特に理解度が高い

発表の担当になった場合、他の参加者が理解できるようにその章の内容を噛み砕き、要約してわかりやすく伝える必要があります。

そのためには担当の章を何度も読み返す必要があるため、輪読会の当日を迎えた時点で他の参加者よりもその章についての理解が格段に深まっています。さらに、最も読み込んできた参加者として当日の議論に加わるため、議論でも深いところまで踏み込んで話すことができ、記憶にも残りやすくなっている感覚がありました。

Moreな点

読み進めるスピードはどうしても遅い

輪読会をはじめてから9ヶ月ほど経ちますが、まだ2冊目に取り組んでいる最中です。月に2章ずつしか進めることができないことも多いので、ペースの遅さがもどかしく感じる人もいるかもしれません。

ただ、もどかしいということはもっと読み進めたい!と思っているということなので、喜ばしいことでもあります。

取り扱っている章の続きを先に読み進めていく、輪読会以外にも自分でどんどん技術書を読んでいく、といったように、輪読会がその習慣づくりのきっかけになればいいと思っています。

発表者の負担が大きい

発表者は理解度が高くなる反面、難解な技術書のうちの1章をスライドにまとめるのが負担になってしまうこともしばしばあります。この方式をとる以上やむを得ないことなのかもしれませんが、負担があまりにも大きい場合は調整してもよさそうです。

これ!といった効果をなかなか説明できない

みんなで技術書を理解できた!とはいっても、実務で即実践という具合にはなかなかいきません。実際に輪読会でも、なんとか理解はしたけどどう実践すべき?といった疑問が出ることもあります。

本を読んだだけではスキルにはならず、現状の問題解決領域に対してどうアプローチしていくか、といったところを日常的に訓練する必要があります。技術書だけではなく、そういった要件分析と認識すり合わせの実践トレーニングもやってみたいと思っています。その中で、輪読会でやったな〜なんて思い出せるタイミングがあると期待しています。

終わりに

いくつかMoreな点を列挙していますが、総じて輪読会を開催して本当に良かったと感じています。 More挙げたほかにも、改善できる点はまだまだありそうです。より良い形を探りながら継続していきたいです。

積読に悩むエンジニアの皆さん、輪読会を是非試してみてください。楽しいですよ。

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