Kaigi on Rails 2025に参加してきました
2025年9月に開催された Kaigi on Rails 2025 に参加しました。
この記事では 参加を通じて感じたこと を書かせていただきます。
はじめに
株式会社スタジアムでエンジニアをしている手島です。
今回、私の会社、株式会社スタジアムからは私を含めて3人で参加しました。
経験と知識のある会社の先輩二人とRailsについて、私たちのプロダクトFANTSの開発について話がたくさんできた2日間でした。
特に心に残ったセッションの私の感想を述べさせていただき、今後の意気込みをまとめとさせていただきました。


特に心に残ったセッション
聞いたセッションすべて良く、語りたいことは沢山ですが、
特に心に残ったセッションを4つ挙げさせていただいて感想を述べさせていただきます。
Keynote: dynamic!
いろんなベストプラクティスがある。それぞれによいものだが「初めから正解を選ぶ」のは難しい、それどころか、初めは「正解」が未定義であることすら多い。都度良く考えたうえで、状況が変わったら変えて良い、むしろ変えるべき。変えられることこそを大事にしたい。変える勇気を持つ。動的であることは何より、楽しい
動的にかえていくことはたのしい。ということが繰り返し出てきました。
私も気づかされ再認識し共感することができました。
どのような設計がよいのか、今のセッションを聞いて何を考え思ったのか、書籍を読んで考え思ったこと、それをチームメンバーと話している時間が私はとても好きであるということを再認識しました。それは私が動的に変わっていく過程であると感じます。アウトプットとフィードバック、自分以外の考え方、感じ方のインプットがそこにはあります。エンジニアとして仕事に求めている大きな幸せであると感じています。ソフトウエアを動的に!私の仕事人生を動的に!という思いになりました。
高度なUI/UXこそHotwireで作ろう
Hotwireについてreactと比較して自分で動かして体感できたのが良かったです。今までHotwireを使ったことはありませんでしたが、前日にTODOリストをHotwireで作って参加して気合入ってました。体感出来て楽しかったです。Hotwireいいなと感じました。
でも一番感じたのはフロントどうすればいいのかと考えている方が沢山いるってことが会場から感じられたことです。同じ課題感をもっている方が沢山いることを肌で感じられ嬉しかったです。
入門 FormObject
どういう時にFormObjectを使うべきかということがあやふやだった自分にはとても良かったです。
なによりFormObjectはRailsのレールの先の話であるということが整理できました。Railsのレールの先をどうするのか、なぜFormObjectという形で解決するのか理解できました。またServiceクラスもレールの先をどうするのかの一緒の話であると理解できました。
今改めてServiceクラスについて考える 〜あるRails開発者の10年〜
非常に感銘を受けました。技術に対する愛や情熱を感じました。
joker1007さんがパーフェクトRailsでサービスクラスの章を執筆し、その2年後「俺が悪かった。素直に間違いを認めるから、もうサービスクラスを作るのは止めてくれ」at Qiitaを書いたという話を通して、Serviceクラスを使わない方がいい理由についての説明、共通認識の重要さを「ちゃんと想像が付く」ことという判断基準を通して分かりやすく説明いただきました。
このセッションを聞いただけでServiceクラス、FormObject、または他にRails wayにはないディレクトリを切ってFat Modelを解決するために行う様々な解決方法について共通して大切なことが分かるというようなセッションでした。
最後に結局ServiceクラスとかFormObjectとかは関係ない、
ちゃんとシンプルさを求めることから逃げていないか?
と参加者への呼びかけがありましたが、その時すでに私は痺れてましたが、さらにビリビリになりました。
「RDBと向き合うべき」「レールのその先に行く前に考えなきゃいけないことあるんじゃないのか」「身につけないといけない技術があるんじゃないのか」
と言われたと感じました。
非常に熱い思いを感じたセッションでした。気持ちの熱さというのは伝わるのだと感じました。若い技術者にむけた思いでしょうか、熱かったです。
私はきちんと熱を受け取りました。
まとめ
Railのその先はチームで見に行く、みんなで考える
今回、会社の先輩二人と たくさん話すことが出来ました。Railsのこと、セッションの事、自分たちのプロダクトの事を一緒にご飯を食べて、お酒を飲んで話しました。こうやって過ごす時間が私はとても好きなんだと再認識しました。
Serviceクラス、FormObjectに代表されるレールのその先も、チームの共通認識も、変わる勇気も、一人で実現することではなく、チーム開発を前提にした課題と解決であると思います。
一緒に技術の事、プロダクトの事を話せる仲間がいる事が嬉しいと感じました。
沢山の一緒のRailにのって同じ方向を向いている方と話せるコミュニティの仲間がいることが嬉しいと感じました。
来年の渋谷に向かって、きちんと真正面から課題にぶち当たりつづけてdynamic!でいきます。


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