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ながらRuby会議01に参加しました

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はじめに

2025年5月に スタジアム に入社しました、髙田です。
業務では主にフロントエンドを担当しています。

フロントエンドをメインにしている中ではありますが、岐阜県で開催された ながらRuby会議01 に参加してきました。私自身、初めてこのようなカンファレンスに参加しました。Rubyはまだ学び始めて間もないのですが、それでも楽しく濃密な1日を過ごすことができました。今回は、参加に至るまでの経緯と参加して印象に残ったことを振り返りたいと思います。

参加を決めた理由と事前準備

入社して社内の方と一緒に業務に取り組む中で、自分自身、他の方よりも圧倒的に知識が足りていないことを痛感していました。そのような中でながらRuby01に参加しようと決めたのは、少しでも身近なエンジニアの方に追いつけるように、まずは、カンファレンスに参加してみたい、そう思ったからです。しかし、そう思いつつも初めてで大規模な参加するのも怖いなぁと思っていました。そんな中、名古屋近くでRubyのカンファレンスが開催されるという話が社内で共有されました。先輩に参加してみたいんですがどう思いますか?と相談したところ、「一緒に行こう!」と言っていただけて参加が決まったというのが経緯です。

しかし、問題がありました。参加すると決まった時点で、カンファレンス開催の約1カ月半前、その時点での私の Ruby / Rails の経験は、チェリー本を一通り読み、既存コードを触ったことがある程度、業務で既存コードを見ながらRailsのコードを少し書いたことがあるくらいでした。

流石に、このなにも分からない状態で行っても得られるものがないと思い、Railsチュートリアルを読みつつ、一通り手を動かして理解を深めて臨みました。せっかく参加するからには行ったかいがあったと言えるようにしたい。その一心でRuby、Railsの学習を進めていました。

カンファレンス 会場まで

当日、先輩と合流し会場に向かいました。開催が昼からということもあり、昼食を食べて会場に向かいます。食べた昼食は岐阜のソウルフードと言われるヒヤシタヌキ。

主催者もおすすめしていたこともあり、私自身も食べることしたのですが、とてもおいしかったです。また、SNSでも、Rubyistがヒヤシタヌキを食べているという話が流れてきており開催が近いことを凄く感じ気分が昂りました。

そして、会場に向かいます。最初にも書かせていただきましたが、私自身、地域の技術カンファレンスとはいえ、そのようなイベントに参加したこともなく、どのくらい話についていけるのか、何かしら得られるものがあるのか不安を抱えつつ会場に向かいました。

カンファレンス 本編

まずは、オープニングからスタート。ながらRuby のコミュニティは普段はもくもく会などを実施しているとのことで、今回の開催が記念すべき100回目、会場の皆の拍手喝采から始まり、凄く会場の一体感を感じました。

本編のRubyのパフォーマンスの劣化に気づき改善した話では、業務の中でRubyのバージョンを上げた際に、パフォーマンスが大きく劣化したことに気づき、どうやってその劣化の原因を特定し、どうやって不具合を修正したのか詳しく説明されており、とても勉強になりました。原因特定のために一つずつ処理時間を計測し旧バージョンとの比較していったという話には、やはり、比較と計測をして原因を特定する姿勢が重要だと改めて感じました。

他にも、Ruby × iOSの歴史では、RubyとiOSアプリ開発の相互の影響の歴史について聞くことができました。それぞれがどのように関わり互いに成長していったのか、そしてそれぞれどのように成長の方向が変わっていったのかは、今までのプログラミング言語の成熟の歴史を垣間見ることができた気がしてとても面白かったです。

他にも、Rubyで組込み開発をする話、インタプリタを作ってみた話などなど、どの話も分からない部分はありつつも、聴いていてすごく面白かったです。

それでも、このような場で聞いた話がすぐに業務や自分の技術の向上に役立つかと言われるとそういうものではありません。講演の中でも以下のような話がありました。

このようなカンファレンスで得た知識がすぐに業務に生きることはほとんどないかもしれない。
それでも、今までのrubykaigiの知識、カンファレンスを聴いてきたことが生きて問題を解決できた「点が線になる感覚」があった。

当然、自分自身まだこのようなカンファレンスに参加が初めてで、右も左も分かりません。
それでもやっぱりカンファレンスに参加していろんな話を聴いて情報を収集して取り出せるようにしていく、そういうことがとても大切なんだなと感じました。

そして、もう一つ共感できる言葉がありました。

「分からないを楽しむとよく言うが、、、分からないの次元が違いそう」

私自身、カンファレンスに参加する前、やっぱり不安で先輩にちゃんと話についていけるか不安です。と、相談したりもしました。そこでも言われたのが、分からなくても楽しめる、勉強になるという話でしたが、自分が思っているものとは違うんだろうなぁという思いがありました。登壇するような方でもそのように感じる部分はある。分からないを楽しむをより高次元でできるように自分の技術を磨いていかないといけないと強く思いました。

カンファレンス 懇親会

そしてあっという間にクロージング。凄く濃密な1日でどのセッションもとても面白く、聴いているだけでも、ワクワクする話ばかりでした。

懇親会ではいろいろな方とお話させていただきました。皆さん本当に優しく、Rubyの話、Rubyの話に限らない技術の話、カンファレンスの運営についてなどなど、色々なお話が聴けて凄く勉強になりました。

残念ながら懇親会後の鵜飼には参加できませんでしたが、凄く濃密な一日を過ごすことができました。
実際にカンファレンスに参加してみて、当然、講演の内容には聞いていても分からない部分も多々ありました。それでも、「分からないを楽しむ」を少しはできたんじゃないかなと、そして参加して良かった、またこのようなカンファレンスに参加してみたいと強く思いました。

Rubyを触って半年に満たないくらいですがとても楽しめました。そしてもっとRubyを書いてみたいと強く思いました。今回、初めてカンファレンスに参加して凄く貴重な経験になりました。

おわりに

メイン領域ではないのにも関わらず、相談した際には「行ってこい」と行って送り出してくれたエンジニアの方々、そして相談した際、一緒に行こうと言ってくださり、一緒に行ってくれた先輩、本当に感謝してもしきれません。

自分自身、まだまだRubyを書き始めて1年にすら満たない新参者。
そして、Rubyに限らずまだまだ学ぶべきことがたくさんあります。今回聴いた講演の内容が線になり、より良いサービスを提供していけるように、この経験を糧にこれから一層技術を磨いていきたいと思います!

株式会社スタジアム

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