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3rd Party Storage が欲しい
バックエンドを持つのがだるい問題
ソフトウェア提供の変遷は以下のとおりです。
- 1 デスクトップアプリ
- プログラムも、データも、ユーザーのPCにある
- 2 SaaS
- プログラムも、データも、サーバー上にある
SaaS は便利ですが、データの保存を開発者が請け負う点がしんどいです。これを何とかしたい。
そこで 3rd Party Storage が使えます。
3rd Party Storage とは
※現時点ではただの構想です
概要
ある SaaS の利用者 A がいるとして、A のデータを「その SaaS の運用者とは別のサービス」が保存する、という形態のことです。
一般的な SaaS は以下のようになってます。SaaS 運用者がデータ部分も担当しています。
しかし 3rd Party Storage では以下のようになります。
SaaS 運用者はデータ部分を持っていません。代わりに、3rd Party Storage 事業者が「Aさんの、その SaaS 用のデータ領域」を提供しており、SaaS はその領域を使う形を取っています。
何が嬉しい?
SaaS 開発者が楽できることです。バックエンドのストレージ部分をつくったり運用したりする必要がありせん。
利用イメージ
- 1 SaaS S の開発者は、バックエンドのストレージに任せる部分を「3rd Party Storage サービスを使うように」実装しておく
- (フロントから直接リクエストする形で実装することになる)
- 2 利用者 U は、事前に S 用領域を、3rd Party Storage サービスでつくっておく
- アクセスキーなどが発行されるのでメモ
- 3 U が S にアクセスする
- まず最初に 2 のアクセスキーなどを入力して認証する
- 認証したら、以後は普通に使える
実現できるの?
さあ、どうでしょう。
技術的には可能だと思うんですけど。加えて、一大ビジネスにできるポテンシャルもあると思うのですが。
おわりに
3rd Party Storage について紹介してみました。欲しい。誰かつくってください or 無理だろこれという鉄槌を下してほしいです。
Discussion
diagrams.netは、ログイン機能もなく、ローカルストレージや、gitやOneDriveなどユーザが所有するクラウドストレージに保管されたデータを操作するインターフェースのみを提供しています。
この記事と考え方近いでしょうか。
以下、diagrams.net方式のメリットとデメリットについて
コメントありがとうございます。
その考え方に近い(本質的には同じ)です。
3rd party storage は、そのdiagrams.netのようなあり方をさらに便利にしたものだと考えてます。
3rd party storage(長いので以下「3ps」)は、diagrams.net と比べて、
などがあるかなと思っています。