TestFlightで外部テストするときに審査が発生する場合がある
会社でTestFlightの外部テストを使った際に、思わぬハマりポイントがあったので、それを書きます。
やりたかったこと
TestFlightの外部テスターは、ベータ版の機能を社外のユーザーに試してもらう、というのがメインの使い方です。
その他にも社外の人に開発版を触ってるもらう必要があるときに、色々使えます。
普段からXcode Cloudを使ったワークフローで、プルリクがマージされたタイミングで、
内部テスター向けにTestFlightで配信していたので、外部テスターもそのノリで余裕かと思ってました。
基本的な手順
外部テスター向けに配信するには、
- 外部テストのグループをつくる
- そこに外部テスターのメールアドレスと名前を登録
- Xcode Cloudのアーカイブ設定を外部向けに設定
※これは個人開発のwatchOSアプリのスクショ
というのをやって、生成されたビルドを、外部テストのグループに割り当てます。
App Store ConnectのTestFlightのページで、ステータスが「テスト中」になっていればOKです。
外部テスターにビルドが追加されてない
上記の手順で、最初のビルド配布に成功したんですが、その後修正入れて、2度目の配布を行いました。
最新のmasterをマージしたため、バージョンが1つ上がっていました。
外部テスターの方に「更新したんで、インストールお願いします🙏」と連絡したところ、向こうから見れなくて、なんだなんだとなりました。
ステータスを確認したところ、「審査中」となっていました。
TestFlightで審査なんてあるわけないだろ、と思っていたら、ありました。
外部テスターを招待する場合、ベータ版ビルドに対して審査が必要となる場合があります。(中略)審査が必須となるのは、そのバージョンの最初のビルドのみです。後続のビルドについては、場合によって一からの審査は不要となります。ビルドが承認されるとテストを開始できます。
https://developer.apple.com/jp/help/app-store-connect/test-a-beta-version/overview-of-testflight/
外部テスターが入ると、審査が発生する場合があります。
最初のビルド配布で審査入らなかったのは謎です。
もしかしたら審査中になっていたけれど、気づかないうちに審査が通ってたのかもしれません。
基本的にはバージョンを上げちゃうと、その都度審査中になります。
僕のときはだいたい翌日には静かに審査が通ってた感じなので、本番アプリよりは少し審査が早い感じがしました。
通知がないので、本当に静かに通ってる感じです。
よっぽど悪質なことをしなければ、リジェクトはないと思います。
修正をすぐに共有したいときは、バージョンを固定してあげると、審査を回避できます。
まとめ
外部テスターが入ると、バージョンアップごとに審査が発生するので、気をつけましょう。
(了)
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