nvm備忘録
この記事は何?
業務で nvm を用いて node.js をインストールしたので、nvm のメリット、インストール方法、使用方法などを備忘録としてまとめます。
nvm とは、メリット
公式の READMEによると
nvm is a version manager for node.js, designed to be installed per-user, and invoked per-shell. nvm works on any POSIX-compliant shell (sh, dash, ksh, zsh, bash), in particular on these platforms: unix, macOS, and windows WSL.
翻訳すると以下のようになります。
nvm は node.js のバージョン管理ツールで、ユーザーごとにインストールし、シェルごとに起動するように設計されています。nvm は POSIX 準拠のシェル(sh、dash、ksh、zsh、bash)、特に unix、macOS、windows WSL の各プラットフォームで動作します。
メリットとしてはバージョンを変えるときに素早く変えれるってことに尽きます。
インストール方法
まずは curl でのインストール方法について載せます。
以下のコマンドを実行してください。
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.5/install.sh | bash
続いて以下のコマンドを実行してください。
nvm --version
バージョン情報が出てきたらインストールできてます。
もしnvm : command not found
と表示されたら以下のコマンドを実行してもう一度バージョンを確認してみてください。
source ~/.zshrc
続いてHomebrew 経由でのインストール方法について載せておきます。
ただし公式では Homebrew 経由でのインストールはサポートしてないようなので理由がなければ curl でのインストールをしましょう。
以下のコマンドを実行してまずはインストールします。
brew install nvm
続いて~/.zshrc
とかに以下の内容をコピペします。vi とか使ってください。
export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
[ -s "$HOMEBREW_PREFIX/opt/nvm/nvm.sh" ] && \. "$HOMEBREW_PREFIX/opt/nvm/nvm.sh" # This loads nvm
[ -s "$HOMEBREW_PREFIX/opt/nvm/etc/bash_completion.d/nvm" ] && \. "$HOMEBREW_PREFIX/opt/nvm/etc/bash_completion.d/nvm" # This loads nvm bash_completion
最後に以下のコマンドを実行してください。
source ~/.zshrc
以下のコマンドでバージョン情報が確認できればオッケーです。
nvm --version
使用方法
以下のコマンドで Node.js の stable バージョンをインストールして使えます。
nvm install stable --latest-npm
nvm alias default stable
また以下のコマンドで Node.js の LTS バージョンを使えます。
nvm install --lts --latest-npm
nvm alias default "lts/*"
特定のバージョンを使いたい場合は以下のコマンドで利用できるバージョンを調べて
nvm ls-remote
以下のコマンドでインストール、デフォルト設定をします。
nvm install v16 --latest-npm
nvm alias default v16
tips
nvm 自体をアップデートしたい場合は以下のコマンドを実行
(
cd "$NVM_DIR"
git fetch --tags origin
git checkout `git describe --abbrev=0 --tags --match "v[0-9]*" $(git rev-list --tags --max-count=1)`
) && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"
.nvmrc を使って特定のプロジェクトでバージョンを固定させることもできるみたいです。詳しくはまた別の記事を書こうと思います。
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