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Jamf Proで構成プロファイルを使ってmacOSにNTPサーバの設定を配布する

2023/05/26に公開

一般的なmacOSのNTP設定方法

GUIの場合

GUIの場合はシステム設定の
一般 > 日付と時刻 > タイムサーバー
から設定できます

CLIやスクリプトの場合

/usr/sbin/systemsetup -setnetworktimeserver "ntp.nict.jp"
で設定できます(ターミナルで実行する場合はsudoが必要です)。ntpサーバのアドレスは必要に応じて変更して下さい。

NTP設定を強制したい場合

何かしらの理由でNTPサーバを強制する必要があり、ユーザーによる変更も禁止したい場合は、構成プロファイルのアプリケーションとカスタム設定から設定することができます。

やりかたその1 plistをアップロードする

Jamf Proで構成プロファイルのアプリケーションとカスタム設定ペイロードからアップロードを選択し+追加をクリックします
環境設定ドメインにcom.apple.MCX、プロパティリストに

<dict>
    <key>timeServer</key>
    <!-- ntpサーバのアドレスは必要に応じて変更して下さい -->
    <string>ntp.nict.jp</string>
</dict>

を入力して配布します。

この構成プロファイルが配信されると、システム設定のUIはグレーアウトされ操作が出来なくなります。

ユーザーが管理者権限を持っている場合は、コマンドラインから変更しようとするとエラーは出ますが見た目上は変更できてしまっているように見えます。
ただ再起動すると配布した設定に戻っているので、概ね期待通りの挙動かと思います。

あと、この設定を行うと何故か一般 > 日付と時刻から24時間表示と12時間表示の切り替えが出来なくなるようなのですが、この設定はコントロールセンター > 時計 > 時計のオプションから変更することができます。

やりかたその2 JSON Schemaを使う

Jamf Proで構成プロファイルのアプリケーションとカスタム設定ペイロードから、外部アプリケーションを選択し+追加をクリックします。
ソースカスタムスキーマを選択し、環境設定ドメインにcom.apple.MCXを入力します。
スキーマを編集をクリックして、カスタムスキーマに下記リンク先のJSONをペーストして保存します。
https://github.com/Jamf-Custom-Profile-Schemas/JSON-Schema-for-Jamf-Pro-Applications-and-Settings-MDM-Payload/blob/master/Apple/Time Servers.json
スキーマ編集画面を閉じると環境設定ドメインのプロパティという項目が表示されます。
Time Server Address(es)Configuredを選択するとテキストフィールドが表示されるので、NTPサーバを入力し、保存して配布します。

タイムゾーンは必要がなければNot Configuredのままで大丈夫です。Plistのプレビューを確認すると、NTPサーバの設定のみになっている事がわかります。

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