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【Movable Type】コメントアウト機能について
概要
MT(PowerCMS含む、以下同)のコメントアウト機能について解説しています。
MTで利用できるコメントアウトタグは以下の2つです。
- MTTemplateNote
- MTIgnore
たとえば出力テンプレートの拡張子が.html
である場合、HTMLのコメントアウトタグ(<!-- -->
)をMTMLのコメントアウトとして利用することは可能ですが、そのまま記述してしまうとテンプレート生成時にこれらのコメントも一緒に出力されてしまいます。
MTのコメントアウト機能を利用することで、テンプレート生成時に適切に処理されるようになります。
MTTemplateNote
1行コメント専用のファンクションタグ。モディファイアで指定した内容は出力(処理)されない。
<$mt:TemplateNote value="ここに書かれた内容は、テンプレート処理の中で無視されます"$>
value
コメントの内容を指定する。
MTIgnore
複数行に対応したブロックタグ。この中で記載する内容は、HTMLタグやMTタグ、通常文字列など種類にかかわらず出力(処理)されない。
<mt:Ignore>
このブロックタグの中に記載する内容は、一切出力されません。
<mt:Entries><$mt:Title$></mt:Entries> ←これも出力されません
</mt:Ignore>
利用例など
以下は一例で、記事リストアーカイブテンプレートにおけるコメントアウトの記述です。
<mt:Ignore><!-- //////////////////////////////
// カテゴリ一覧テンプレート
// 2023.11.15 作成
// 2024.12.14 変更
//
// line:XX〜XX mt:Entriesループ処理追加
////////////////////////////// --></mt:Ignore>
MTのテンプレートエディタにおいて、MTIgnore
タグ自体はハイライトされますが、その中に記述された内容はそのままではハイライトされません。ただしHTMLのコメントアウトタグ(<!-- -->
)はハイライトされるため、MTIgnore
の中にHTMLのコメントアウトを記述して、その中でコメントを書くようにしています。
このようにすることでどちらも記述がハイライトされるため、「コメントアウトの記述であること」がわかりやすくなります。
なお、MTTemplateNote
MTIgnore
いずれもテンプレート内で重複して利用が可能です。
MTのコメントアウトに限ったことではないですが、あまり長いコメントはコードの可読性を低下させることにもなるため、適切な利用を心がけるとよいかと思います。
公式リファレンス
MT
- https://www.movabletype.jp/documentation/appendices/tags/ignore.html
- https://www.movabletype.jp/documentation/appendices/tags/templatenote.html
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