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Macのゴミ箱(.Trash/bin)が勝手にクラウドストレージに移動する問題

2022/12/11に公開

事象

現象

・ファイルが破損するなどの前兆はなし
・ファイルをゴミ箱に入れると数秒で消える
・(場合により)ゴミ箱に表示される間、同期マークが表示される

動作(調査結果)

・ゴミ箱のパスがGoogle DriveやOneDrive上となっている
・(恐らくクラウドストレージの処理により)ファイルがこのパスに移動されると自動で消去される

原因

現時点で原因特定には至っていません。
しかし、変更先のパスは全てFile Provider Extensionを使用しているクラウドストレージ上となっており、File Provider Extensionが関係している可能性が高いと考えています。

対処法

0. TimeMachineバックアップの作成


1. ゴミ箱のパスを確認

どこにゴミ箱が設置されているのか、確認します。
私は「適当なファイルを作成、Finderでそのファイルのインスペクタを表示した状態でゴミ箱に入れ、ファイルの場所を注視しておく」方法を用いました。
※方法は様々ありますので、良い方法がありましたらコメントにて共有いただけると幸いです。質問等もお気軽に。

2. ゴミ箱を削除

ターミナルで以下のコマンドを実行し、ゴミ箱を消去します。
通常ユーザーで実行すると(chmodで権限が与えられていても)permission deniedとなりますので、rootで実行しています。

sudo rm -rf <1で確認したゴミ箱のパス>


3. 動作の確認

適当なファイルを削除し、ゴミ箱が正常に動作することを確認してください。











あとがき

今回の問題も含め、File Providerの動作は少しわかりにくい点が多いです。
使用頻度の低いクラウドストレージについては、Cyberduckなどで使用時のみ接続するようにしておくのが無難かもしれません。
Finderでゴミ箱のパスを指定する方法があれば、コメントでお知らせください。

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