エンジニアの時間術:知的生活のすすめを今に生かす
こんにちは、しがないエンジニアの ky16 です。
最近、ハマトンの『知的生活のすすめ』を読んだのですが、そこで改めて「時間の使い方って大事だな」と思わされました。
エンジニアの毎日は、コードだけじゃなくて設計・調査・レビュー・MTG…と本当にいろいろ。だからこそ「時間をどう切り分けるか」で、生産性も気持ちの余裕も全然変わってくるんですよね。
今回はハマトンの考えをヒントに、私が普段やっている時間の使い方をまとめてみます。
時間は「質」で決まる(集中のゴールデンタイム)
ハマトンは「時間は長さじゃなく質で決まる」と言っています。
私の場合、一番頭が冴えているのは朝。誰にも邪魔されないその時間に、設計や実装みたいな重めのタスクを置くようにしています。
逆に疲れた夜にやると、倍の時間がかかってしまうことも。
エンジニアは知的労働者だからこそ、 「どの時間に何をやるか」 の工夫が結果を大きく変えます。
自分の能力を正確に判断する
「寝る時間を削ればなんとかなる」「昼休みを短くすれば進むはず」──そう思ったこと、私にもあります。
でもハマトンが言うように、時間の伸縮性は思ったより小さいんです。
実際のところ、睡眠や休憩を削っても増える時間はわずかで、思ったより時間はそんなに増えません。
しかも削った分だけ集中力や思考力も落ちてしまい、むしろ効率は下がることが多い。
大事なのは「自分のピークを知る」こと。
私は朝に重めの作業を置いて、午後はレビューや調査みたいな軽めのタスクに割り振るようにしています。
時間を無理やり増やすんじゃなくて、能力と時間を正しく見積もる。 これが長く走るには一番効きます。
細切れ時間の戦略的活用
日中はMTGやSlackで集中が途切れがち。
なので私はこの時間帯に「細切れでOKなタスク」を置いています。
レビュー、調査、軽い修正など、割り込み前提でも困らないもの。
逆に集中が必要な設計や実装は、なるべく避ける。
タスクを時間帯に合わせて調整するだけで、1日のリズムがかなり良くなります。
熟考してから、実行は一気に
ハマトンは「やる前には考え抜け、でもやり始めたら素早く仕上げろ」と言っています。
これは本当にその通りで、設計や調査にじっくり時間をかけるのは大事。
ただ、実装を始めたらダラダラやらない。
「この合間でちょっとやって、また後で…」と区切ってしまうと、切り替えロスでかえって非効率になります。
なので私は、実装に入るときはできるだけ一気にやりきるようにしています。
考えるときは深く、動くときは速く。
このメリハリが時間を無駄にしないコツです。
やらないことを決める勇気
全部をやろうとすると時間はいくらあっても足りません。
だから「やらないこと」を決めるのも大事だと思っています。
通知を切る、会議を減らす、不要な機能は削る──こういう選択が、本当に必要なことに集中させてくれます。
「やらない」が「やる」の質を上げる。
これはエンジニアの仕事にもそのまま当てはまります。
健康がすべての土台
ハマトンは「知的生活を送るには健康が欠かせない」とも言っています。
どんなに時間術を工夫しても、体調を崩してしまったら机に向かうことすらできません。
実際、私もここ最近は体調を崩しがちだったんですが、生活を見直してだいぶ改善してきました。
睡眠・運動・食事みたいなベーシックなことが、結局一番効くんですよね。
調子がいいと自然と集中できるし、時間の使い方も良いサイクルに乗ります。
健康は知的生活の前提条件。 これは間違いないと思います。
まとめ
ハマトンに学ぶエンジニアの時間術をまとめると:
- 時間の質を意識する(集中できる時間を活かす)
- 自分の能力を見積もる(無理に時間を伸ばそうとしない)
- 細切れ時間には細切れタスクを置く
- 熟考してから、実行は一気に
- やらないことを決める
- そして何より、健康を土台にする
「知的生活」って特別なことじゃなく、毎日の時間と生活習慣の積み重ねにこそあるんだなと感じています。

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