こんにちは、エンジニアリングマネージャーをやっている dera です。
2024年11月6日に開催された、
FastlyYamagoya2024 にチームの有志メンバーで参加してきました！
こちらのイベントレポートになります。
FastlyYamagoya2024とは
FastlyのエンジニアやCSの方や、利用している他社さんが集まってのイベントで、Fastlyの最新情報や製品の使い方、事例などを学ぶことができるイベントです。スペースマーケットでは主にCDNにFastlyを利用しているので、情報のキャッチアップ目的で参加しました！
2023年のアーカイブ動画はこちらで視聴できます。
また、今回のイベントのサマリーイベントも開催されるようです。
基調講演
アーチャーCTO基調講演では、FESTOOL というドイツの会社の作る工具がすべて良い感じに連携させる事により、単一の工具を提供している訳ではなくプラットフォームを提供しているという話が印象的でした。
アーチャーCTOはFastlyが同じ様にすべての機能が良い感じに連携するまでは FESTOOL の服を着て会社に行っているそうです。どうしてこの様な話をしていたかというと、BrandPromise に Interoperability（相互運用性）を追加したという話でした。
キップCPOの基調講演では、開発者へ「すべて1クリックでON/OFFできるようにする」というオーダーを出しているという話が印象的でした。
CTO、CPOの話を聞いていると、コンセプトをしっかり持ってブレないサービスを提供する事が大事なんだろうと感じました。
他社事例
Fastly活用事例も盛り沢山でした！
以下、かなり薄めですが感想です。
「ジャンプTOON」における Fastly の活用事例
Next.js + GraphQL + Fastly の構成で、署名付きURL、ImageOptimizer、ImageのOverlay、GraphQLのキャッシュにトライしているという事例でした。
こちらの記事にもまとめられています。
日本最大のBNPL（あと払い）決済提供会社が如何にFastly Next-Gen WAFを活用しているのか？
FastlyはPaidyのセキュリティパートナーであり、Next-Gen WAFを活用しているという事例でした。
決済プラットフォームは攻撃が激しいだろな・・・とか考えながら聞いていました。
以下の事を考えるが大事という話をしていたのが印象的でした。
経済的な視点の重要性
・攻撃者がどれくらいのリソースをかけているのか
適用型防御の効果
・攻撃者から攻撃を受けるにあたって防御をしなければいけないが常に先手を打つ必要がある
包括的な保護の実現
・１層だけではなく、複数層で防御してレジリエンシーを高める必要がある
・多層的な防御をすることにより、攻撃者のコスパが悪くなり攻撃が少なくなった
Next-Gen WAFを使いこなす！Ubieのプロダクトセキュリティ
こちらも Next-Gene WAF の事例で、医療情報などを取り扱っているプロダクトなのでセキュリティが重要そうな場所で、FastlyのWAFが活用されているという事例でした。
「最初からご検知がかなり少なかった」という導入時の話をされていました。
カウシェにおける Fastly Compute のフル活用事例
タイトルの通り、Computeフル活用というお話でした！
Rust(Wasm)で作られた環境で活用しているという事例。
DSLは覚える事にモチベーションが湧きにくいなという話と、最後に追加して欲しい機能を話されていたのが印象的でした！
サービスを存じ上げなかったのですが、Rust(Wasm)という技術スタックでECという点がとても興味深かったです。
進化を続けるHTTP (IETF 121の現場から)
HTTPプロトコルコミッターの奥さんのHTTP動向についての話でした！HTTPプロトコルコミッターという単語だけでかなりシビレますが、アイルランドから講演されていてさらにシビレました！
以下の話をされていました！
- Incremental HTTP Messages
- jumpstart
- scone
すごい世界に生きているという感じがしました！
（本当に感想が薄い...！！！）
懇親会
軽食といっしょに、Fastlyの方や他社さんと情報交換でき非常に有意義でした！
疑問点なども、その場でいくつか解消できました！
記念に写真を撮らせていただきました！
Fastlyのロゴ入りマカロン
お土産争奪じゃんけん大会で弊社エンジニアの辻村さんがお菓子をゲット！
まとめ
今のチームメンバー複数人でこのようなイベントに参加するのは初の試みでしたが、公演内容に関してワイワイ話しながら（実施にはテキストチャット）聞くことができて良かった。
また、イベントの後にも「機会があったら、AI Accelerator を使ってみたいよね」、「Next-Gen WAF、良さそうだが費用が気になる」といった事を話ながら帰りました。
参加したメンバーからもポジティブな意見が多かったので、今後も機会を作れれば良いなと思っています！
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