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Cloud FunctionsのエラーをSlack通知する
こんにちは、スペースマーケットでバックエンドエンジニアをしております、Miotavaです。
弊社ではAWS環境メインでしたが、最近GCP環境の利用が多くなってきており、保守・運用のためエラー通知の方法を探していたところ、簡単にできましたので以下に雑記で恐縮ですがまとめます。
結論:GCPの管理画面上で設定が可能
結論としては、ログエクスプローラから簡単に設定することが可能でした。
最初どうやるかを考えていたときは別でエラーログ抽出用のCloud Functionsなどを立てて何か構築する必要があるのかな、と思っていたので感動でした笑
手順
1. Cloud Functions の詳細画面から Cloud Logging のログエクスプローラを開く
- Cloud Functions でエラーログ通知したい関数の「関数の詳細」を開く
- 「重大度」を「エラー」にする
- 「ログ エクスプローラで表示」をクリック
2. ログを絞り込むためのクエリを設定
Tips: クエリについて
-
textPayload =~ "<正規表現>"
- ログ出力した文字列を正規表現でマッチさせる
- 例:
textPayload =~ "My error detail: .*"
-
-textPayload = "<抽出対象から除外したいログの文字列>"
- 抽出対象として除外したいログ文字列を指定できる
- 上記正規表現との併用も可能
- 例:
-textPayload = "My error to be excluded"
-
resource.type
を"cloud_function"
ではなく他のGCPサービスに変更すればCloud Functions以外のサービスでも本記事と同様の手順で投稿可能 -
severity
については>=
でログレベルを範囲指定できる。設定レベルについてはこちら参照ください。
3. 「アラートを作成」の各項目を設定
- 上記ログエクスプローラ画面のクエリ編集画面下の「アラートを作成」ボタンを押下
3-1. 「1. Alert details」の設定内容
- 「ドキュメント」には通知時に一緒に表示したいメッセージを設定します。
3-2. 「2. Choose logs to include in the alert」の設定内容
- 基本クエリそのままでOK
3-3. 「3. Set notification frequency and autoclose duration」の設定内容
3-4. 「4. Who should be notified?」の設定内容
- 「通知チャンネルを管理」を選択
4. 「通知チャンネル」を設定
-
設定画面内の「Slack」項目右の「ADD NEW」を押下
-
アクセス許可をする場面が出るので「許可する」を選択
-
チャンネル名・アラート名を入力
-
「テスト通知を送信」では実際に設定チャンネルへのテスト通知ができます(アラート名は特に反映されない)
実際にエラーが起こると・・・
以下のように通知されます!
Slackに通知されたメッセージ内のIncidentのIDをクリックするとエラーの詳細に飛べます。
これで少しでも早くエラーが出ていることに気づけるはず!(いらんエラーは出ないのが一番ですが・・・笑)
最後に
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