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localhostをiPhoneで確認する方法
こんにちは、スペースマーケットのWebエンジニアのShotaです。
今回はlocalhost
をiPhoneなど別のデバイスで確認する方法をご紹介します。
方法
以下の手順で開発中のPCのローカルサーバー(今回はポート3000番
)に別のデバイスからアクセスします。
- ローカルサーバーが起動しているか確認する
http://localhost:3000/を開発中のPCで開けることを確認します。
開けない場合はローカルサーバーを起動しましょう。
Next.js
を使用している場合のコマンド
next dev -H 0.0.0.0
- Macのターミナルで以下を入力
ipconfig getifaddr en0
出力例
xxx.xxx.xxx.xxx
ここで表示されるIPアドレスは、同じWi-Fiに接続している他のデバイスから見たMacの住所のようなものです。
- 以下のリンクを別のデバイスで開く
http://xxx.xxx.xxx.xxx:3000/ # http://<2の出力>:3000/
何をしているのか
ipconfig getifaddr en0
について
このコマンドは、Macのネットワークインターフェースen0
に割り当てられたローカルIPアドレスを取得するためのものです。
項目 | 説明 |
---|---|
ipconfig |
macOSのネットワーク設定情報を扱うコマンド |
getifaddr |
特定のネットワーク機器に割り当てられているIPアドレスを取得するサブコマンド |
en0 |
macOSやUnix系OSで使われるネットワークインターフェース名の一つ。通常はWi-Fi接続に対応。 有線LAN接続の場合は en1 や en2 などになることがあります。 |
繋がらない場合
iPhoneとMacが同じWi-Fiネットワークに接続されていない
Macのファイアウォールが外部からの接続をブロックしていないか確認
ファイアウォールは一時的にOFFにしましょう
0.0.0.0
でバインドしているか確認
サーバーをサーバーのバインドアドレスを確認するコマンド
lsof -iTCP -sTCP:LISTEN -n -P | grep 3000
出力例
...TCP *:3000 (LISTEN)
...*:3000 (LISTEN)
と表示されていれば、0.0.0.0
でバインドされている状態です。
全てのIPアドレスから接続を受け付けている状態です
VPN接続中の場合、ローカルネットワークが無効になることがある
まとめ
開発中のWebサイトを実機で確認することで、レスポンシブ対応やSafari特有の表示崩れをチェックできます。
シミュレーターでは気づきにくい問題にも対応でき、仮想環境へのデプロイも不要なため、効率よく検証できます。

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