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URLをクリックしたら何が起こってサイト表示されるの?
URLをクリックしたら何が起こるのか?
ウェブサイトを開くのは一瞬のように感じるけど、実は背後ではいくつものステップが発生している。ここでは、URLをクリックしてからサイトが表示されるまでの流れを簡単に説明するね。
1. キャッシュの確認
まず、ブラウザはすでにページのデータを持っていないか確認するよ。
- ブラウザキャッシュ: 以前訪れたページのデータ(HTML、CSS、画像など)が保存されていれば、それを使って表示する。
- DNSキャッシュ: 過去にアクセスしたことがあるサイトなら、対応するIPアドレスがローカルに保存されていることがある。
もしキャッシュにデータがあれば、サーバーに問い合わせなくてもページを表示できる。
2. DNSサーバを使ってIPアドレスを取得
キャッシュになければ、ブラウザはURLに対応するIPアドレスを探すために、DNSサーバに問い合わせる。DNS(Domain Name System)は、「人間が読めるドメイン名(example.com)を、コンピュータが理解できるIPアドレス(192.168.1.1 など)に変換する仕組み」 だよ。
DNSの流れはこんな感じ:
- ローカルDNSキャッシュの確認(PCやルーター内に過去の問い合わせ結果がないか)
- プロバイダのDNSサーバへの問い合わせ(なければさらに上位のDNSサーバへ)
- ルートDNSサーバやTLD(.comなど)サーバを経由して、最終的にサイトのIPアドレスを取得
この過程で、サイトのIPアドレスがわかったら、次のステップに進むよ。
3. IPアドレスに向けてリクエストを送信
IPアドレスがわかったら、ブラウザはサーバーに対してHTTP(S)リクエストを送る。
- HTTPリクエストには「このページが欲しい!」という情報が含まれてる。
- HTTPSなら、まず暗号化のためのSSL/TLS通信が始まる。
このリクエストはインターネットを通ってサーバーに届く。
4. サーバーがリクエストを処理し、レスポンスを返す
サーバーはリクエストを受け取ると、適切なデータを探し、それを返すよ。
- 静的サイトなら、そのままHTMLや画像を送り返す。
- 動的サイト(例:SNS)なら、バックエンドがデータベースから情報を取得して、動的にHTMLを生成する。
5. ブラウザがレスポンスを受け取り、ページを表示
ブラウザはサーバーから受け取ったデータ(HTML, CSS, JavaScript, 画像など)を解析し、画面に表示する。
- HTML を解析して基本の構造を作る
- CSS でデザインを適用
- JavaScript を実行し、動的な要素を処理する
さらに、ページ内の他のリソース(画像や追加のスクリプト)も並行して取得するよ。
6. キャッシュにデータを保存
最後に、ブラウザはこのページのデータをキャッシュに保存して、次回の表示を速くするんだ。
まとめ
- キャッシュを確認(過去のデータがあればそれを使う)
- DNSサーバでIPアドレスを取得(URLをIPアドレスに変換)
- IPアドレスにリクエストを送信(HTTP/HTTPSでサーバーと通信)
- サーバーがデータを返す(HTMLや画像を生成して送信)
- ブラウザがデータを解析し、ページを表示
- キャッシュに保存し、次回の表示を速くする
こうして、一見一瞬でサイトが表示される裏側では、いくつもの処理が行われているんだよ!
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