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300個の餃子をデプロイするまで

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TL;DR

  • 美味しい🥟を大量にビルド(包む作業)して、デプロイします。年末年始の集まりにどうぞ。
  • クラウドサービスは未使用。あたりめーだ


🥟

キャベツ、挽肉、ニラ、タケノコからなる特製🥟

はじめに

なんか作ろうの会の原田です。

原田イメージ

腹が減ってはコーディングができません。🥟を大量にビルドしてデプロイしましょう。
翌日以降食べる分がある場合はFridge StorageまたはFreezer Storageに保存しておく形になります。冷蔵庫と冷凍庫ですよ。


これで餃子90個くらい

ちなみに某会社のGZ会という同好会の初代会長(うちの親父、とっくに退職済み)と一緒に作りました。関係ないけど親父とは別の会社で働いている私も会社で同じような動きしていて笑うw
割と手間かけたガチ料理で、同数分量でやる場合は複数人で手分けして開発することをおすすめします。
マーメイド形式で流れを書いておくので、並行作業できる部分は並行作業したほうがいいでしょう。
1人でも可能ですが、同量を1人でやろうとするとマジで一日が潰れるほど大変ですw 特に脱水作業と包み作業(ビルド作業)が。家族/友人を呼んで協力してやりましょう。

プロジェクト概要

うまい🥟をつくる!たべる!風邪引いてるやつ元気なる!
食べ盛りひと満足!夜たべてもお酒おいしい!朝食で水餃子もおいしい!
作った後、おまえ、手間減る!家族、友達、よろこぶ!
コストは度外視!材料費かかるし儲けは少ない少ないーよ!

全体工程

★のついた作業部分が特に大変です。複数人で分担しましょう。

デプロイ工程(焼き)

ただの焼き餃子です。フライパンで作れます。もちろんホットプレートで大人数分やってもOK。
フライパンorホットプレートには蓋が必要です。蒸し焼きにするからね。
蒸し焼きの終わりごろを表現するのはなかなか難しいですが、透明になっているであろう餃子の皮の内側が軽くでも煮立っている状態であれば少なくとも生煮えではないと思われます。


うまそー

手順詳細

材料/調味料/調理器具確認

餃子は300個分です。材料はそれ用の分量なのでご注意を。100個なら分量を1/3にしてください。調味料も1/3でOK
案外100個は多すぎるように思えますが、食べてみると意外に早くなくなりますw

材料

  • キャベツ:4玉
  • 豚挽肉(脂身の多いほうが美味しい):1500g
  • ニラ:6束
  • タケノコ(水煮済のもの):1200g程度
  • 餃子の皮(うすめがおすすめ):300枚分(15袋x20枚毎回スーパーの売り場にあるものを買い占めるレベルなんだよなぁw)


餃子の皮。300個までいくと業者感が出ますw

調味料

調味料はもちろん好みによって増減してください。子どもは辛いと感じる可能性があるので、コチュジャンなどは減らしたほうがいいかも。
これらを全て小鍋に入れて溶かします。これで味が決まります。

繰り返しですが餃子300個分です。100個ならばその1/3にしてください。


ざっと調味料。映りきりませんw

  • 鶏ガラスープ(顆粒状):大さじ3
  • 黒こしょう:小さじ1
  • 一味唐辛子:小さじ1
  • しょうがチューブ:小さじ3
  • にんにくチューブ:小さじ3
  • 甜麺醤:小さじ6
  • コチュジャン:小さじ6
  • 料理酒:大さじ3
  • みりん:大さじ3
  • 醤油:大さじ3
  • ごま油:大さじ3
  • オイスターソース:大さじ6
  • 味覇(ウェイバー 固形):小さじ6

味付けの用の小鍋には入れませんが、餃子同士をくっつきにくくするために以下必要です。

  • 片栗粉:適量

料理器具

非常に大きいものがいくつか必要です。

包むまでに必要

  • 直径36cm程度の大型ボウル x 2(キャベツ&タケノコ用とタレ&挽肉&ニラ用) ステンレス製が望ましい
  • 直径36cm程度のザル
  • 深鍋もしくは寸胴鍋
  • 普通のサイズの小鍋
  • 手ぬぐい(キャベツとタケノコを絞るために使う) x 作業人数分あると良い
  • 計量器 - 風袋引きができる、1g単位で測れるもの 餃子の1個あたりの餡の重さを測るため。勘でやるなら不要。

焼くときに必要

  • フライパンもしくはホットプレート
  • それに合う蓋(蒸し焼きにするため)

キャベツカット1

キャベツは1玉を4分割、大きめのままでOKです。
後で細かくします。

寸胴鍋で茹でる

沸騰した十分な量の湯にキャベツを入れ8分煮ます。
何回かに分けてOKですが、都度沸いてから8分煮ましょう。


沸騰した湯に4分割のキャベツを入れます。

ザルに上げる

水気を切るためにザルに上げましょう。何回かに分けて都度同じザルに上げればOK。

触られる温度になるまで冷ます

触られる温度になるまで放置しましょう。何回かに分けていれば最初の方は触られるはず。

キャベツカット2

芯の部分を切り落とした後、だいたい1cm角にカットします。カットしたら大型ボウル1にいれていきましょう。

タケノコカット

タケノコは水煮されたものを使ってください。ぬめりがあれば水でよく洗います。
キャベツ同様だいたい1cm角の立方体にカットします。タケノコが大きすぎるとすこし食べにくいと感じる人も居るかもですが、小さすぎると存在感がなく寂しいです。
カットしたらキャベツカット2のところで入れた大型ボウル1に順次入れていきましょう。


1cm角にカットしたタケノコ&キャベツ

手ぬぐい絞り★

タケノコとキャベツの水気を切ります。少量とって手ぬぐいで包み、強く絞りましょう。結構水が出ます。
水は捨て、水気を切られた野菜をボウルに入れていきましょう。
何回もやることになるのでしんどいですが、ここが頑張りどころです。なにか絞るための道具があれば積極的に試しましょう。
あまりここで頑張りすぎると包み作業のときに疲れて手が震えるでしょうw


少量を入れて


ぎゅっと絞ります


脱水がきちんとできました

ニラカット

ニラは根本3-5cmほどを切り落としましょう。固く感じるためです。
根本を切り落としたら、残りは1cmの長さで切って行きましょう。
他の作業に比べ手間がかからないので、キャベツ班を手伝いましょう。


5cm程度切り落として


1cmの長さで切っていきます

小鍋でタレを混ぜ合わせる

普通のサイズの小鍋に調味料一覧にあるものを全て入れましょう。
繰り返しですが分量は注意です。300個分なので。


小鍋に入れます

タレを火にかける

味覇などが固形であるため、弱火で溶かせたらOKです。
沸騰はさせないようにしましょう。溶けたら火を止めます。挽肉に混ぜるので数分放置して粗熱を取りましょう。


弱火で溶かした様子。味覇が溶けたら十分

挽肉と混ぜる

挽肉を大型ボウル2にいれていきましょう。
その上にタレをかけてよく混ぜこみましょう。


挽肉にタレをかけます

全体が均等な色になるまで大きく混ぜてください。
熟成させる意味で30分ほど寝かせましょう(その間にキャベツ側の処理を進めましょう)


混ぜて混ぜて均一になるまで。そしたら寝かせましょう。常温で20-30分ほど

混ぜる(ニラとタレと挽肉)

ニラは先行して混ぜてもOKです。


ニラドサー

材料を混ぜて練る

タレと挽肉、ニラの入った大型ボウル2に、キャベツとタケノコのある絞った野菜を加えてよく混ぜましょう。
脱水作業をしっかりやっていれば、水っぽさがなくねっとりした餡に仕上がります。水っぽくない方がおいしいです。


まぜた後。これが餃子の餡です

包み★

皮によっても違うのですが、餡の重さはだいたい16gにしています。
図のように皿と1枚の皮を乗せて計量器でリセットをしたら餡の重さが測れます。(風袋引き)
包んだときにみっちみちになったりすると旨味が漏れてしまうので、適量入れて閉じる必要があります。


計量器に皿と皮を乗せて風袋引き、餡だけの重さが16g

指に水をつけ、画像に赤マークされたあたり、半月状にかるく水をつけます。
青線で半分に折りたたみ包みます。ちょうど水のついた皮部分が反対側の皮とくっつくようにする形ですね。
※やってみるとわかりますが、水は薄くで十分くっつきます。軽く指先につけ、さっとなぞる形で十分。

折りたたんだときに片面だけを折りこんでうまく「ヒダ」を作っていますが、接合面を増やして形を整えているだけなので、あまり時間をかける必要はないです。
100円均一で餃子包み器みたいなものを作ってもOKです。
雰囲気でヒダを作り、形を整えて自立したらそれで十分。ひたすら包みましょう。
複数人で包んでみんなで雑談しながらわいわいやればいいんですよ。

皮が余る、餡が余る、あるあるです。
余ったは皮は鶏ガラスープの顆粒を使ってスープを作り、その中で煮てワンタンっぽくしたらいいんですよ。
餡が余ったらハンバーグ状にして餃子の横で焼いてしまえばいい。

トレーに置く

包んだ餃子は片栗粉をまぶしたトレーに置きましょう。
タッパーなどに保存して冷蔵庫/冷凍庫に入れる場合もそうですが、そのまま焼くという場合でも餃子同士がくっつきにくくなるように、片栗粉は軽くつけましょう。


片栗粉をトレー軽く撒いて、そこに餃子を置きます

感想

思い出補正もそりゃあるかもだけど、どこでどんな🥟を食べても、親父の🥟が一番うまいんですよ。
採算を取ろうとするとどうしてもこれほど手をかけられないからね。
親父が元気な今のうちに私で再現できるようにならんとな。
ちなみにアレンジとして「しそ」を餡と皮の間に挟んでも美味しいです。全量に入れるのではなく、少量に入れることを薦めます。味変感覚。

ここまで見ていただきありがとうございました。
年末年始、帰省する人も居るでしょう。おせち料理ももちろん良いですが、家族と、友人と、皆でわいわい餃子作りはいかがでしょうか。
よい休暇を。

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