【Windows11アップグレードの罠】Windows11アップグレードで消失した壁紙を復元する方法【Windows.old活用術】
【Windows11アップグレードの罠】Windows11アップグレードで消失した壁紙を復元する方法【Windows.old活用術】
はじめに
Windows10からWindows11へのアップグレードを実行したところ、設定していた大切な壁紙が消失してしまいました。しかし、Windows.oldフォルダを活用することで、無事に壁紙を復旧することができました。
同じような問題で困っている方の参考になればと思い、解決方法をまとめます。
背景:なぜWindows11にアップグレードしたのか
私は普段MacユーザーでWindowsには必要最小限しか関わっていませんが、会社からWindows11へのアップグレード指示があり、渋々対応することになりました。
システム運用エンジニアとしての経験から、アップデートには常にリスクが伴うことを理解していたため、慎重に進める必要がありました。
アップグレード方法の選択
Windows11へのアップグレードには以下の2つの選択肢がありました:
- Windows Update機能で23H2にする(正規推奨手段)
- インストールアシスタントで24H2に一気にアップグレード
私は 2番目の方法(24H2への直接アップグレード) を選択しました。
選択理由
- 23H2だと来年再度アップグレードが必要になり、メンテナンス回数を減らしたかった(Windowsには極力関わりたくない)
- Windows Updateで表示されないケースがあることが確認されていた
- 23H2→24H2の段階的アップグレードで失敗事例があった
発生した問題
1. ライセンス認証エラー
アップグレード後、ライセンス認証に失敗しました。これは、環境依存の話で私が引き寄せ体質だったからかも知れません。MAKキーの再発行で解決しましたが、冷や汗ものでした。
2. 壁紙の消失(重大インシデント)
設定していた大切な壁紙がWindows11の標準壁紙に置き換えられてしまいました。
これは場合によっては切り戻し判断となる重大なインシデントでした。
解決方法:シュンペーターのイノベーション理論を応用
シュンペーターのイノベーション理論によると、イノベーションは「既存の要素を組み合わせた新結合」です。この考え方を壁紙復旧に応用しました。
既存の要素1:Windows10の壁紙保存場所
C:\Users\{ユーザ名}\AppData\Local\Microsoft\Windows\Themes\
既存の要素2:Windows11アップグレード後のバックアップ場所
C:\Windows.old
※重要:10日間のみ保持され、その後自動削除される
新結合によるイノベーション
上記2つの情報を組み合わせることで、消失した壁紙の復旧場所を特定できました:
C:\Windows.old\Users\{ユーザ名}\AppData\Local\Microsoft\Windows\Themes\
実際の復旧手順
- ファイルエクスプローラーを開く
-
以下のパスにアクセス
C:\Windows.old\Users\{ユーザ名}\AppData\Local\Microsoft\Windows\Themes\
- 目的の壁紙ファイルを見つける
- 新しい場所にコピーまたは移動
タイミングが重要
- Windows11アップグレード:今週初め
- 壁紙サルベージ:今週末
- Windows.oldの保持期間:10日間
ギリギリ間に合いました! あと数日遅れていたら完全に消失していたところでした。
まとめ
Windows11へのアップグレードで壁紙が消失した場合でも、Windows.oldフォルダ内に元のファイルが保存されています。ただし、10日以内に復旧作業を行う必要があります。
同じような問題で困っている方は、ぜひこの方法を試してみてください。
大切な思い出の画像や推しの画像も、これで安心して取り戻せます!
参考情報
- Windows.oldフォルダは通常、アップグレード後10日間保持される
- AppDataフォルダは隠しフォルダのため、表示設定の変更が必要な場合がある
- 複数の壁紙を使用していた場合、Themesフォルダ内に複数のファイルが保存されている可能性がある
再び推しの壁紙をデスクトップに設定することで、ソウルジェムの濁りが浄化されました。
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