🏗️ 建築士になるには — 完全ガイド
🧱 ① 建築士とは?
建築士は「建物を設計・監理する専門職」。
国家資格で、主に以下の3種類があります。
資格の種類 設計できる建物 主な活躍先
一級建築士 すべての建築物(超高層ビルなども可) 総合設計事務所、ゼネコン、独立開業など
二級建築士 中規模まで(戸建て・小規模店舗など) 工務店、設計事務所など
木造建築士 木造2階建て以下の住宅など 木造専門事務所、工務店など
🎓 ② なるための基本ステップ
【STEP 1】 建築を学べる学校へ進学
建築士試験の受験資格を得るには、
建築系の 大学・短大・専門学校 で所定の課程を修了する必要があります。
学歴 二級建築士の受験資格 一級建築士の受験資格
大学(建築学科) 卒業後すぐ 卒業+2年以上の実務経験
短大・専門(3年) 卒業後すぐ 卒業+3年以上の実務経験
専門(2年) 卒業+1年以上の実務経験 卒業+4年以上の実務経験
※建築系でない学校卒業の場合も、実務経験を積めば受験可能。
【STEP 2】 実務経験を積む
設計事務所や工務店、建設会社での勤務経験が必要。
設計図の作成、現場監理、建築申請業務などを担当。
実務経験年数は資格の種類によって異なります。
【STEP 3】 建築士試験に合格する
国家試験は年1回。
構成は下記のとおり👇
試験 内容
学科試験 建築計画・法規・構造・施工・環境などの筆記
設計製図試験 実際の図面を描く実技試験
✅ 合格率の目安:
二級建築士:約20〜25%
一級建築士:約10〜15%(難関)
【STEP 4】 免許登録をして「建築士」と名乗れる
合格後、都道府県の建築士会に登録すると正式に「建築士」として活動できます。
🧭 ③ 活躍の場
設計事務所(住宅・公共建築の設計)
ゼネコン(施工計画・監理)
不動産・ハウスメーカー(住宅設計・リフォーム提案)
公務員(建築確認・都市計画)
独立して建築設計事務所を開業
🌟 ④ 目指す人へのアドバイス
数学・図形・デザインが得意だと有利
コミュニケーション能力も重要(施主や現場とのやり取り多い)
**建築模型やCAD(製図ソフト)**に早く慣れると◎
**「美しさ」と「安全性」**の両立を意識できると成長が早い
📘 ⑤ まとめ(道のりの全体像)
中学 → 高校(理系がおすすめ)
↓
建築系の大学・短大・専門学校へ
↓
実務経験を積む
↓
建築士試験(学科+製図)に合格
↓
登録して「建築士」として活躍!
Discussion