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メンターへの質問の仕方の参考

2022/10/16に公開

はじめに

こんにちは,プログラミングスクールのメンターをやっている就活中の大学院生です.読書が趣味です.

ということで,早速メンター側も対応しやすく,生徒側も適切なアドバイスをもらいやすいだろうと私が考える質問の仕方をお伝えしたいと思います.

また,プログラミングスクールでの学習に興味のある方は以下よりどうぞ.
https://zenn.dev/souhal/articles/a614dbaef1ffea

段階的に自分の理解度を伝える

まずはエラーがでたり,想定した動作にならない場合の質問についてです.
このような場合に,よくある質問の仕方が,

「~~~.このようなエラーが出ました.色々調べてみましたがわかりませんでした.教えていただきたいです.」

のようなものです.

これだと生徒側は,あまり考えずに質問ができてしまうので,自分の問題解決能力が養われないというデメリットがあり,メンター側は生徒の理解度が分からないので,どの段階からアドバイスをすればいいのかが分かりません.

ここで,

ただ,質問の仕方を工夫して,自分の成長につながる質問をどんどんしていこうということです.

➀エラーが出ているかどうかを伝える

  • エラーの見方がよくわからない場合はその旨を伝える
  • エラーが出ていないのであれば,どのような動作を想定していて,実際はどのような動作になってしまっているのかを伝える

➁エラーメッセージがどういうことを意味していると考えているか伝える

  • 意味が分からない場合はその旨を伝える
  • 理解が誤っていれば,エラーメッセージの正しい意味を教えてもらえます.

➂エラーメッセージの原因がどこにあると考えたかを伝える

  • 原因が分からない場合はその旨を伝える
  • 考えが誤っていれば,どこに原因があるのかを探す方法(デバッグツールやヘルパ関数の使い方など)を教えてもらえます.

このように段階的に理解度を伝えれば,適切なアドバイスをもらいやすくなると思います.

どういう考えでどのようなことを試したのかを伝える

さらに,エラーに対してその原因を考え,自分なりにいろいろと試してみるのはとても大切なことです.それで,解決の糸口が見つかれば,自力での問題解決につながり,自分の問題解決能力が高まります.

ただ,時には試しても試してもうまくいかないこともあると思います.
そんなときはためらわずに質問しましょう.

ここで大切なのは,どういう考えでどのようなことを試したのかをわかりやすく伝えることです.

ここをめんどくさがって「いろいろと試しましたがうまくいきませんでした」と伝えてしまうと,メンター側のアドバイスが自分が試したことと被ってしまったり,自分がどこまで問題の原因を理解できているのかという情報が失われてしまいます.

ので,

「こういう理由から,ここが原因だと考えて,コードのこの部分をこのように変えてみましたが,エラーは消えませんでした.」

のように伝えると「理由が間違っているのか」「原因と考えている場所が間違っているのか」「コードの修正の仕方が間違っているのか」など具体的な指摘がもらえると思います.

まとめ

私としては,メンターへの質問が,もう考えるのしんどい.メンターに解決してもらおう.というネガティブなものではなく,

最後に,

色々と言われると,質問がしづらくなってしまうかもしれませんが,はじめから完璧な質問をできる人はいません.

プログラミングスクールはいい意味でも学校なので,どんどん質問して,少しずつ質問のコツをつかんでいってもらえたらと思います.

この記事がその際の参考になればうれしいです.

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