dotfilesでコーディングエージェントの共通設定を使い回す
はじめに
Claude Code,Codex CLI,Gemini CLI…と
様々なコーディングエージェントが出てきていますが、
それの設定を各々するの結構めんどくさくないですか?
あと、PC 吹っ飛んだときとかに
それのバックアップ取ってないと
最初から設定やり直し…なんてこともザラにあると思います。
今回は、Dotfiles という
「なんか設定ファイル管理するやつ」を使って
この辺を整理していこうと思います。
Dotfiles って何
この辺とか参考になると思うので読んだほうが早いです。
つまりは、.zshrc
などの設定ファイルを管理して、
シンボリックリンク (ショートカットみたいなやつ) で関連付けることで
一箇所更新すればすべて変えたり、
バックアップが用意になるシステムのことです。
難しそうですね
全然難しくないです。
設定用のシェルスクリプトを書くのがちょっとめんどいですが、
それも ChatGPT とかにチャチャっと書かせればよいので。
シンボリックリンクの貼り方とかわかればもうそれで OK です。
やりかた
まず、なにはともあれ、大元となる dotfiles
フォルダが必要なので、
Git でリポジトリ作ってチャチャっと init commit しておきます。
その中に設定ファイルを入れればいいので、
今回は AGENTS.md
を各種コーディングエージェントに紐づけるように
install.sh
を組んでいきたいと思います。
ファイルを置く
まず、dotfiles
フォルダの中身を下記のように設定します。
dotfiles
├── AGENTS.md
└── install.sh
AGENTS.md
に共通設定を書き込みます。
これは普通に日本語とかでプロンプト書いておけばヨシです。
シンボリックリンクを貼る
AGENTS.md
を書いたら、それをシンボリックリンクで貼り付けに行きます。
今回は、Claude Code の ~/.claude/CLAUDE.md
を標的にします。
結論、下記コマンドを使えば OK です。
ln -s "AGENTS.md" "~/.claude/CLAUDE.md"
これで Claude Code の CLAUDE.md
と AGENTS.md
がひも付き、
CLAUDE.md
が AGENTS.md
を参照するようになりました。
シェルスクリプトで自動化
さて、このコマンドを打てば OK なんですが、
毎回タイプするのはめんどいので、これを自動化していきます。
# dotfilesの設定
# "hoge:huga"みたいな感じで書く
dotfiles=(
"AGENTS.md:$HOME/.claude/CLAUDE.md"
"AGENTS.md:$HOME/.codex/AGENTS.md"
"AGENTS.md:$HOME/.gemini/GEMINI.md"
)
# 既存ファイルの削除とシンボリックリンクの作成
for dotfile in "${dotfiles[@]}"; do
src="${dotfile%%:*}"
dest="${dotfile##*:}"
rm -f "$dest"
ln -s "$(pwd)/$src" "$dest"
done
echo "✌️ Install completed!!!!"
echo "✌️ Please restart your terminal or run: source ~/.zshrc"
このシェルスクリプトに下記コマンドで
権限を付与して実行すれば、一気に設定が書き換わります。
chmod 755 install.sh
おわりに
これでコーディングエージェントの共通設定を引き継ぐことか可能になりました。
これを活用していいコーディングライフをお楽しみ下さい。
ちなみに、僕はこれ以外にも
- ターミナルがかわいくなるセットアップ
- tmux の設定
- raycast のスクリプト
とかをぶっこんでます、便利ですよ。
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