AWS SAAへの道
目的
結構前だが、AWS SAAに合格したので、その際の勉強法などを記載する。
AWS SAAとは
AWS SAAとはAmazon Web Service が提供している認定資格であり、その中の一つである「ソリューションアーキテクト アソシエイト」である。
求められる能力は以下。
認定によって検証される能力
AWS のテクノロジーを使用して安全で堅牢なアプリケーションを構築およびデプロイするための知識を効果的に証明すること
顧客の要件に基づき、アーキテクチャ設計原則に沿ってソリューションを定義できること
プロジェクトのライフサイクルを通して、ベストプラクティスに基づく実装ガイダンスを組織に提供できること
要するに、AWSに関する基本的な知識を持っているかということを試す試験である。
この資格は稼げるIT資格の第二位にもなっている。
(※1,643万円はなかなかカオスだと思うが)
次項から自分が行った勉強法を記載する。
勉強法
以下に、私が実践した対策を記載する。
ちなみに勉強期間は1か月程度だったと思う。
1. 試験ガイドを読む
この試験では何を理解していることを求められているのかを知ることは非常に重要である。
学校の試験でもテスト範囲を知っているのと知らないのでは、テスト結果に大きな差が出ることは周知の事実であろう。
例えば、パフォーマンスを高める設計、セキュリティを高める設計などが聞かれるのかー、とか、選択肢には複数選択するパターンもあるのかーとかだけでも知っていると、本番時に意外と落ち着いて望めたりする。
軽くでいいので読んでおくことをお勧めする。
2. 腕試し
上記のサンプル問題を解いてみる。
私の場合は、配属された現場でAWSを使っていたので、問題の言っている意味はなんとなーくわかった。ただ、なんとなーく理解できた程度である。
問題に答えられるかどうかが重要なのではなく、問題の出題傾向を知ることが重要なのである。
3. 対策本を読む
なーんだ、結局対策本かよ、なんて思うかもしれないが、やはり試験に合格するという目的を達成するためには一番効率のいい方法であると思う。(実際にスキルがつくかは置いといて)
私が試験勉強を始めたころは、たしかそんなに対策本がなかったのでこれ一択だったと思う。
したがって、選択肢がなかったのである意味これ買っとけばよくない?みたいになって意外と何も考えずに買えてよかった。
しかも、初学者にとってはこういう対策本が実は一番体系的に学べたりして良いと思う。
こういう本を読む際に考えることは、上記で解いたサンプル問題がどの章、どの箇所で解説されているかを注意して見ることである。
これをすることで、サンプル問題の復習にもなるし、理解度がさらに深まる。
この本を読むことで、AWSの基本的なサービスであるVPC, IAM, EC2, S3などが理解できると思う。
4. サービス別資料集を読む
対策本だと基本的なサービスの理解はできるようになるが、AWSにはどのようなサービスがあってどんなユースケースで利用するかを幅広く知ることはできない。
そういうときにこの資料集を眺めるだけでもかなりのテスト対策になると思う。
さすがに全部読むにはかなりの労力になってしまうので、私は各カテゴリ(コンピューティング、スストレージ、ネットワーク、セキュリティ、データ分析)の代表的なサービスをいくつか読んだ。
5. 模擬試験を受ける
一通り勉強したら、模擬試験で自分の実力を試すためにも受けてみると良い。
多分これがあるとないのでは大きく違う。
自宅で受けることにはなるが、制限時間があったり、しっかり合否が出るので本番同様の緊張感がある。
2,000円程度かかってはしまうが、本番は15,000円なのでこれに受かると思えば2,000円など惜しくないはず。
私はこの時、7割くらいの正答率で合格だったと思う。
6. 模擬試験後、再度対策本を読む
模擬試験を受けたら終わりではなく、内容をぼんやりと覚えているうちに再度対策本を読んで復習するとよい。
自分が解いた問題が正解だったのか、不正解ならどこが間違っているのかを知ることは非常に重要である。
7. 問題集アプリをインストールして解く
ほぼ対策は打っていたが、念には念をということで問題集アプリをインストールした。
アプリ自体がなくなってしまったのでここに載せることはできないが、1,000円程度払って購入したと思われる。
公式のものではなかったので実際の問題とはかけ離れたものであったが、「あ、そういう風に設計するのね」みたいな感じで自分の知識を補ってくれたことに間違いはない。
上記のように、試験対策という形で勉強してきた。
それじゃあ実務に役に立たないよ、なんて思われるかもしれないが、実は初学者にはこれが一番手っ取り早く幅広く知識を身に着けるにはよいのではないかと考えている。
また、この時はほぼ実務でAWSを触ることはほとんどなかった。
それでも合格することができたのである程度対策して勉強すれば合格できる資格ではあると思う。
まとめ
上記7ステップで、AWS SAAに合格することができた。
AWS SAAに限らないが、資格試験を受けるときは問題の傾向を把握して、問題集で対策する。
これが一番簡単で効率的に資格に合格する方法ではないかと思う。
以上です。
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