
HTML・CSS「配置と大きさ」入門
HTMLとCSSを学び始めると、最初に直面する壁のひとつが「配置」と「大きさ」です。 テキストや画像を思った位置に置けない、スマホとPCで見え方が変わる、横スクロールが出てしまう……。こうした経験は誰もが一度はするものです。 なぜこのような問題が起きるのでしょうか? その理由は、ブラウザが「画面」や「要素のサイズ」をどのように解釈しているかを、正しく理解できていないからです。 本書では、以下の流れで解説を進めます。 1. Viewport(表示領域)の基本 スマホやPCでの見え方の違いを整理し、正しい画面サイズの捉え方を学びます。 2. 要素の大きさとbox-sizing CSSの幅・高さ指定の仕組みを理解し、狙ったとおりのサイズで要素を配置する方法を身につけます。 3. レイアウトの基礎(FlexboxとGrid) モダンなレイアウト方法を使って、要素をきれいに並べる方法を学びます。 4. Canvasと解像度 高解像度ディスプレイでも崩れない描画を行うために、ピクセルと解像度の関係を理解します。 最終的に、あなたは「ブラウザがどのように配置と大きさを決めているのか」を体系的に理解し、狙ったレイアウトを安定して作れるようになります。 プログラミングの経験が少なくても問題ありません。 サンプルコードを実際にコピペしながら、少しずつ動かして確認してみてください。 「配置と大きさ」を制御できるようになると、Web制作の楽しさがぐっと広がります。
Chapters
第1章:画面サイズと表示領域を理解する
第2章:基本のボックスモデル
第3章:配置の基本 ― inline と block
第4章:要素の大きさを指定する
第5章:位置を決める方法
第6章:配置の現代的手法
第7章:画像・メディアのサイズ調整
第8章:レスポンシブデザイン
第9章:キャンバス要素 `<canvas>` の基礎
第10章総合サンプル
開発者ツールでの確認方法
終わりに
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- 約35,777字
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- 400円