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Linux, pam common-* 大事

に公開
Linux
川柳
tech

Linux, pam common-* 大事

2025-09-05

(1).結論

  • pam-auth-update --force、たまに行うのを忘れるな
    • 今回は systemd にかわった時に何もしなかったのが原因
  • まさか XDG の env、pam、systemd が絡んでいたとはね

(2).なにが起きた

  • XDG_SESSION_ID がセットされない
    • 結果、幾つかのアプリが、session が無いぞと言い、動かぬ
    • shellでセットしても無駄。X の display manager 下で全てが動くため。アプリもshellもその下。

(3).環境

  • Ubuntu 24.04
    • 元は、Debian の 5.0(Lenny)、6.0(Squeeze)あたり。あるとき Ubuntu 12.04 にした。以後 ubuntu で upgrade。

(4).詳細

前々から session 云々といわれ、動かないアプリがあった。
理由はさっぱりわからず。長期放置していた。困る事もなかったため。

ある時、パッケージを update していたら
pam-auth-update --force をやってねというようなメッセージ。

え！まさかね！？・・・と考え、pam.d をみてみた。

pamは昔設定をちょこちょこいじっていたため、さわるのが嫌。
多くの upgrade を重ねても次の狀態。

2011-02-04 07:05 common-account
2011-02-04 07:04 common-auth
2011-02-04 07:05 common-password
2021-03-13 22:29 common-session
2011-02-04 07:06 common-session-noninteractive

これがわるかった。

Debian 1.3 ⇒ .... Debian 5.0(6.0?) ⇒ Ubuntu 12 ⇒ ....
の中で、
initd ⇒ upstart ⇒ systemd
と移る。
この過程で、

  • systemd が幅をきかせ、login や X にまで影響していた
    • pam.d 、XDG の env に影響

失敗

/etc/pam.d/以下のファイルに手動で以下を追加。
pam_systemd.so
しかし、X display manager が立ち上がらなくなる。
X がすぐ落ちる⇒Xが上がる⇒落ちる⇒...loop....Oh no...

OK

手動は失敗したため、自動で /etc/pam.d/common-* を作る

# pam-auth-update --force

全て解決。

  • X display manager ちゃんと起動
  • XDG_SESSION_ID もセット

(5).他

pam-auth-update --forceを忘れずに。

  • /etc/pam.d/common-* は手動でいじらないこと
  • apt upgrade、apt-get dist-upgrade 後に行う
  • 今後インストールされる libpam* が増減するときも行う

うん。おぼえていたらやっておこう。
...多分忘れる...

systemd　あらぬ事まで　幅きかせ
　X、pamで　いらぬトラブル

え、まさか！　そんな時は　systemd

以上

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