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フォント比較/Noto,Kosugi,IPA,HackGen,Myrica,Nasu,等幅

2024/12/27に公開

フォント比較/Noto,Kosugi,IPA,HackGen,Myrica,Nasu,等幅

2024-12-27


(1).背景・經緯・一應の結論

google スライドで Kosugi フォントを使用していた。
.....何かおかしい.......。なにか判別しにくい時がある。

google スライドでは "Kosugi"、"IBM Plex Mono" が指定可能なため、これらをよく使っている(いた)。
"Arial", "Courier New" "Times New Roman" など他のフォントは、日本語文字列に、環境の代替フォントが使われているようにみえる。よって、どうしても合わせたい箇所は、"Kosugi"、"IBM Plex Mono" を指定していた。
 だが意圖しない字形になる、判別が難しい事があるため、今後、使用をやめようと考えた。
 google スライドの表示が環境でかわる事は、......あきらめよう!割り切りが大事さ。

ということで、Fontの違いが氣になったため、よく使用している複數のフォントを比較。


(2).比較Font

比較のフォント:


(3).比較畵像1

結果1:
fontサンプル0

列べてみての感想:「ひどい物があるなぁ...」。

Kosugiの違和感の正體が判明:

  • Digit One、Small /el/、Capital Letter /ai/、Vertical Line、Digit Zero、Capital Letter /oʊ/ が區別できない(難しい)。
  • U+005C が圓かー
  • U+FAXXの字形の一部が、なぜか常用漢字の字形。ダメでしょ

他:

  • "Zen Kaku Gothic New"、"Noto Sans CJK JP"、"IPA" も、一部の字の區別が難しい
    • "Noto Sans Mono CJK JP"は随分マシ。Digit Zero、Capital Letter /oʊ/を改善するとかなり良い!
  • "Zen Kaku Gothic New"は、U+FAXXの字形の一部が(略)
  • "Kosugi"、"Noto Sans CJK JP"は、高さ、ベースラインが何か違う氣がする

(4).比較畵像2

異種のフォントが混じった場合、フォントの上下の位置がズレることがあった。
ex. LibreOffice Calc で、Noto, IPA をまぜると、何故か、上下の位置がおかしい。

試しに LibreOffice でまぜて書いたのが次畵像。列べてみて納得。もともと高さがかなり違うようだ。素人につき、なぜ違うかは、詳しい方に讓る。

結果2:
fontサンプル1


(5).個人的結論

  • 判別しやすいのは、"HackGen"、"Nasu M"。全角スペースが見えるため、"HackGen"が最高。ターミナル、IDEのコード・デバッグ出力ウインドウは、"HackGen"にしている。

  • "Noto Sans CJK JP"は文字數多くてよいが、高さの違い、判別のしにくい文字が含まれるため、いまひとつ氣分がのらない

  • "Kosugi", "Zen Kaku Gothic New"は論外。怒りすらおぼえそうな勢い。今後使用しない。

  • IPA、半角さえなんとかなればいいのに。FontForgeで變更すればよいのか?

    • "IPA ex" に移項したようだが、等幅の ex 無しの方が好き。メンテ繼續を希望
  • 文字數の多さは、"Jigmo" がよいなぁ。表示できない字は "Jigmo" でクリアーできる。しかし明朝のみか


(6).おわり

今は随分とフォントが充實している。作るために時閒・勞力がかかるにもかかわらず、無料ダウンロードできるうえ、ライセンスも嚴しいものでもない。ありがたいものだ。Linuxが豐かになったのは、アプリだけでなく、フォントの寄與も大きい。あらためて感謝だ。

しかし現狀でも、ソースコードをみる、ログをみる、サーバーのコマンド叩く者にはあまりピッタリとこないフォントが多い。Ricty,HackGen系が增えてほしいものだ。
 また、何でもかんでもプロポーショナルフォントにするのは、個人的には好きではない。等幅フォントも增えて欲しい。


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